学生製作のロボット
2025-05-12 16:15:35

学生たちが手掛けた持続可能なロボット、EXPO 2025に出展決定!

持続可能な未来を築くために──Robot Compost



2025年、待望のEXPO 2025大阪・関西万博が開催されます。その中で、福岡工業大学の学生たちが共同で製作した"Robot Compost"(ロボットコンポスト)が展示されることが決定しました。このプロジェクトは、食料廃棄問題と地球環境をテーマにしたもので、多くの注目を集めています。

展示の概要



展示は、2025年6月5日(木)から6月16日(月)まで、大阪のASEANパビリオンで行われます。この新しいロボットは、家庭から出る生ごみを自動で堆肥化するプロセスを実現するものです。福岡工業大学の学生たちは、シンガポールのテマセク・ポリテクニックおよびベトナムのハノイ工科大学の学生たちとの国際共同制作を通じて、ロボットを開発しました。

3か国の学生による国際的な取り組み



福岡工業大学と協定を結んでいるシンガポールのテマセク・ポリテクニック、ベトナムのハノイ工科大学の学生たちは、プログラミング、機械設計、情報通信技術といったそれぞれの専門知識を持ち寄り、Robot Compostを形にしました。このプロジェクトは、学生同士の国際交流を深めることを目的としており、特に長期・短期の留学やインターンシップなどのプログラムを活用した成果です。

Robot Compostの機能とは



Robot Compostは、家庭から排出される生ごみを微生物の力で分解し、自然に優しい堆肥を作り出すシステムです。ロボットは、ゴミの撹拌や温度管理を自動で行い、適切な堆肥化プロセスを維持します。価格は約400ドルと手頃で、組み立ても簡単に行えるように設計されています。これにより、食料廃棄問題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現を目指すことが期待されています。

食品廃棄問題の現状



日本では、年間約472万トンもの食品が捨てられ、その中の約半分が家庭から排出されています。これらの食品は多くの場合、再利用されずに廃棄されることがほとんどです。Robot Compostの導入により、家庭から出る食料ごみを堆肥に再利用するシステムを普及させることが、循環型社会への一歩となるでしょう。

モデルケースとしての期待



EXPO 2025では、3か国の学生たちの取り組みとして、国際的な協力により環境問題にどう対応するかを示すことが期待されています。アジア・ゼロ・エミッション共同体(AZEC)の枠組み内での展示が、持続可能なイノベーションやパートナーシップを促進する機会にもなるでしょう。これにより、未来に向けた持続可能な社会づくりの一翼を担うことができると信じています。

Demo映像も展示される予定ですので、興味のある方はASEANパビリオンで是非ご覧ください。未来の環境問題を解決するための一歩を共に踏み出しましょう!


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