医療機関の業務効率化が進化!新しいクラウド連携システムとは
近年、訪問診療を行う医療機関における業務効率化が課題とされており、これを解消する新しいシステムが登場しました。ウィーメックス株式会社が提供する「Medicom クラウドカルテ」と、クロスログ株式会社の訪問診療専用スケジュール管理ソフト「CrossLog」がついにシステム連携を開始。これにより、医療現場での業務の効率化が実現する運びとなりました。
システム連携の背景
訪問診療においては、医療従事者が患者のもとを訪れる際、診療スケジュールの設定や移動時間の最適化が求められています。こうしたニーズに応えるため、ウィーメックスの「Medicom クラウドカルテ」と「CrossLog」の連携が実現しました。この連携により、患者情報の効率的な管理と、診療予約の共有が可能になります。
システム連携の内容
今回の連携によって実現される機能としては、以下の2点が挙げられます。
1.
患者連携:患者情報が「Medicom クラウドカルテ」に登録されると、自動的に「CrossLog」にもデータが連携されます。これにより、情報の二重登録を防ぎつつ、迅速に患者情報にアクセスできます。
2.
予定連携:訪問診療のスケジュールが「CrossLog」で作成されると、その予約情報が「Medicom クラウドカルテ」に自動的に反映されます。これにより、医療従事者は、リアルタイムでスケジュールを確認し、柔軟に対応することができるようになります。
安心の認定制度「MCSL」
特筆すべきは、今回の連携がウィーメックスの「メディコム」ブランド製品に対する公式接続認定、通称「MCSL(メディコムサーティファイド)」を受けている点です。これにより、ウィーメックスが技術的に連携を確認済みであり、安心してこのシステムを利用できる証となります。
「Medicom クラウドカルテ」とは
「Medicom クラウドカルテ」は、ウィーメックスが培った医療ITの技術を基に開発されたクラウド型電子カルテシステムです。医療現場での予測可能な業務効率化を目指し、次のような特長があります。
- - 使いやすい画面設計:現場スタッフのニーズに即したインターフェースと機能設計に基づき、直感的に操作できます。
- - AI自動算定機能:レセプト算定や会計処理を自動化することで、作業時間を大幅に短縮します。
- - 150拠点以上のサポート体制:全国各地での導入・運用をサポートし、それぞれのITスキルに応じた支援を提供します。
「CrossLog」とは
訪問診療の現場に特化した「CrossLog」は、スケジュール管理だけでなく、業務を根本から効率化するためのソフトウェアです。医療従事者が多忙な業務の中で煩雑な作業を減らし、患者に対する医療の質を向上させることが目的とされています。特に在宅医療における主要な電子カルテと連携可能な点が特徴で、医療現場において強い支持を得ています。
まとめ
新たに連携した「Medicom クラウドカルテ」と「CrossLog」は、医療機関が抱える悩みを解消し、業務の効率化を推進するための重要な役割を果たします。医療の未来を見据え、患者へのサービス向上や医療従事者の負担軽減を目指すこのシステムが、今後どのように進化していくのか、益々注目されます。