国産電気バス
2025-05-19 15:45:42

福岡市にて初の国産電気バス導入!ESGへの取り組み

福岡市初導入の国産電気バスが5月運行開始



福岡市東区のアイランドシティ自動車営業所では、新たに国産電気バスが1台導入され、2025年5月24日よりアイランドシティと天神間の運行が開始されることが決まりました。これは福岡市における公共交通機関の運営において、環境への配慮を重視した大きな一歩といえるでしょう。この取り組みは、西日本鉄道(西鉄)が展開しており、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル達成」に向けた重要な施策の一環です。

環境負荷の低減を目指す



西鉄グループは、過去数年にわたり環境意識を高めるための取り組みを進めています。2020年以降には、51台もの中古ディーゼルバスをEV(電気自動車)へと改装した「レトロフィット電気バス」を導入し、持続可能な公共交通の実現を目指しました。今回の新たな国産電気バスの導入は、こうした努力の集大成となるものです。昨今の環境問題を考慮し、持続可能な社会の実現に向けた一助となることを狙っています。

「エルガEV」の特徴



導入される電気バスは、いすゞ自動車が開発したフルフラット路線バス「エルガEV」。このモデルは、Battery Electric Vehicle(BEV)と称され、電気モーターとバッテリーによって動作します。最大の特徴は、バリアフリー設計です。運行するバスは車両内に段差がなく、乗降時の利便性が高まります。また、低騒音・低振動の特性を活かし、快適な移動が期待できます。加えて、このエルガEVは現在進行中の大阪・関西万博でもシャトルバスとして利用されていることから、その実績も申し分ありません。

未来の公共交通の姿



西鉄グループは、2030年度までにグループ全体で約250台の電気バスを導入する計画を進めています。これは運行を支えるだけでなく、地域社会へも環境意識を促す重要な施策です。新たな電気バスが市民どのように受け入れられ、運行されるか、今からその反響が楽しみです。公共交通の進化と共に、福岡の未来がどのように変わっていくのか、非常に期待が高まります。

公共交通は、都市のインフラとして欠かせない要素です。電気バスの導入は、ただの輸送手段にとどまらず、地域全体のESG意識を向上させる大きなきっかけとなることでしょう。福岡最大の繁華街である天神と新興エリアであるアイランドシティを結ぶこの新しい交通手段は、都市の利便性を高めると同時に、サステナブルな未来へ向けた大きなステップとなります。

今後、福岡市内における電気バスの普及が進むことが切に願われます。新しい「エルガEV」が走る姿を目にする日が待ち遠しいですね。


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