大丸別荘が生まれ変わった理由とは?
福岡県筑紫野市に位置する老舗旅館「大丸別荘」は、館内売店を大幅にリニューアルしました。この新しい「大丸別荘のお土産処」では、地元の新鮮な食材や、旅館ならではのオリジナルアイテムを揃え、来館者が湯あがりの余韻をそのまま自宅に持ち帰ることができるようになりました。
旅の余韻を大切にするこだわり
リニューアルの際に掲げたテーマは「地のもの」と「大丸別荘らしいもの」です。これまで朝食の素材や館内のしつらえ、アメニティの選定においても「本物」を重んじてきた同旅館。新たに誕生した売店でもその価値観が引き継がれ、筑紫野の特産品や、オリジナルの土産物が勢ぞろいです。日帰りでの入浴に訪れる人々も立ち寄れるように、開かれた空間としての機能を強化しました。
売店のデザインはどのように変わった?
新しくデザインされた売店は、大丸別荘らしさを保ちながらも、明るく商品の見え方や動線を工夫しています。例えば、ブルーとイエローの絨毯が特徴的な「迎賓の間」と連携した造りが採用されています。また、商品を見やすくするためにショーケースと棚の高さが統一され、写真映えも考慮された配置となっているのです。さらに、自然素材を活かした木調の什器を使用することで、全体として旅館のテーマに溶け込むような心地よい空間が生まれています。
取り扱い商品に注目
新しい売店で買えるものは次の通りです:
地元産の卵や加工品、旬の味覚などが揃っています。
ハラペコラボとの提携によるオリジナル菓子や、松山油脂とのコラボで生まれた「マイルドスムージングソープ」などが購入できます。
文化財建築をイメージしたアイテムや、地場の職人と共同で制作した一点物の工芸品なども取り揃えています。
今後も商品は増やしていく予定で、訪れるたびに新しい発見ができるでしょう。
今後の展開に期待
リニューアルは、大丸別荘の160周年を迎える際の「大丸別荘リニューアルプロジェクト」の一環です。今後は季節限定のミニマルシェやオリジナル商品の開発、EC展開なども検討されており、地域の食材と旅館の文化を繋げる新たなコラボレーションの機会も増える予定です。
結びの言葉
新しい「大丸別荘のお土産処」は、旅の余韻を持ち帰ることができる大切な場所。宿泊客のみならず、道行くすべての人が「宿の物語」に触れられるような空間を目指し、地域文化の発信を続けていきます。大丸別荘での滞在が、より記憶に残るものとなるでしょう。