香りのアイマスク
2025-08-19 10:43:17

香りで癒やす宇宙空間へ 画期的なアイマスクが国際宇宙ステーションに搭載決定

香りで心地よい宇宙の時間を提供するアイマスク



三生医薬株式会社が製造した新しいアイマスクが、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されることが決まりました。このアイマスクには、香り成分を封入したシームレスカプセルが使用されており、宇宙飛行士たちに新たなリラクゼーション体験を提供することを目指しています。早ければ2025年夏、日本人クルーによってこの製品が使用される予定です。

プロジェクトの背景と目的



この取り組みは、「宇宙と地上の生活を向上させる」をテーマにした「Think Space Life アクセラレータ・プログラム2021」の一環として行われました。三生医薬の他、株式会社ニトリとIRiS Tokyoが協力し、宇宙飛行士が直面する「睡眠」「リラックス」「香り」に関する課題を解決するための製品が開発されました。

特に注目されたのが、宇宙環境における入眠体験の向上です。微小重力の中でどうやって心地よい睡眠を得るか、それを実現するために各社の技術が活用されました。

香るカプセルとアイマスクの技術



このアイマスクには、IRiS Tokyoが設計した天然精油ブレンドが封入された香るカプセルが組み込まれています。このカプセルは、三生医薬が開発した非常に密封性の高いシームレスカプセルであり、使用者が指で潰すことで、心地よい森林の香りが広がります。また、ニトリの吸湿発熱素材「N-ウォーム」を使って、香りと温もりのダブル効果で、リラックスした入眠体験を提供します。

安全性と宇宙環境への挑戦



宇宙での利用にあたっては、高い安全性・安定性・耐久性が求められます。特に揮発性の精油を使用するため、カプセルの設計において極めて慎重な検討が行われました。JAXAの「きぼう」有償利用制度を活用した初めての試みとして、宇宙で香りを提供する仕組みが実現したのです。

今後の展望



三生医薬は、今回の宇宙ミッションを通じて得た経験をもとに、この技術を地上の製品にも広げていく計画です。さらに、香るカプセル入りアイマスクの市販化を検討しており、関連企業とのパートナーシップも積極的に進めています。これにより、より多くの人々が香りを楽しむことができる製品が展開されることでしょう。

プロジェクト責任者のコメント



「宇宙の極限環境の中で、液体の精油を安全に使用できる仕組みを構築することが、このプロジェクトの核心でした。これまでの経験を基に、製品開発を進め、香りを通じた新しい価値創造をパートナー企業と共に追求していきたいと思います。」と、三生医薬の福田光弘氏は語っています。

まとめ



香りで癒やされる新しいアイマスクが、宇宙の中でどのように活用されるのか、非常に楽しみです。リラクゼーションの新たな可能性が広がる中、このプロジェクトが地上にもたらす影響に期待が高まります。今後の展開から目が離せません。


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