北九州GXエグゼクティブビジネススクールでの田原氏の講義

北九州GXエグゼクティブビジネススクールで講義を行った田原氏

北九州GXエグゼクティブビジネススクールにおいて、株式会社スキルアップNeXtの代表、田原眞一氏が登壇し、企業経営層に向けた内容でGX（グリーン・トランスフォーメーション）人材育成の重要性について講義を行いました。このビジネススクールは、公益財団法人地球環境戦略研究機関の主催であり、企業の脱炭素化を支援するための取り組みの一環として開催されています。

講義の背景

「北九州GXエグゼクティブビジネススクール」は、企業の経営者向けに設計された専門的なビジネススクールで、今年度は9月から隔週金曜日に全6回、企業のCX（顧客経験）を向上させるためのスキルを育成するプログラムが展開されています。
田原氏は10月31日に開催された第5回の講義で、特に脱炭素社会を実現するためには、単に技術を導入するだけではなく、その実現に向ける人的資源、いわゆるGX人材の育成が不可欠であると訴えました。

講義内容の具体的なポイント

講義のタイトル「脱炭素社会を実現するには技術ではなく人」では、さまざまな最新の動向に基づき、先進的な企業の取り組みを提示しました。ここでは以下の重要なテーマについて触れました。

- 気候変動の現状と影響: 気候変動が企業や社会に与える影響を解説し、今後の展望について考察しました。
- カーボンニュートラルとGXの概念: GXの基本的な概念と、それが持つ意味について詳しく述べました。
- 日本国内の動向: 国内外の事例を通じて、企業がどのように脱炭素に向けた取り組みを進めているのかを紹介。
- 企業の取り組み: 具体的にどの企業がどのようにGX人材を育成しているかの事例を挙げました。
- GX人材育成の重要性: GXを推進するために不可欠な人材育成について強調。
- 明日から始める企業価値向上のためのGX人材育成: 参加者に実践的なノウハウやアクションプランを伝授しました。

田原氏のプロフィール

田原氏は、ITエンジニアとしてキャリアを始め、リクルートで多くのAI・データ分析プロジェクトに携わりました。2017年に株式会社スキルアップNeXtを設立し、GX人材育成事業を始動。大学院で自然環境学を専攻し、2022年からはさらにGX人材育成に注力しています。経済産業省のGXリーグの一員としても活動しており、GXスキル標準の策定に貢献しています。

講演の問い合わせ

田原氏は、経済産業省や地方経済産業局、地域の経済団体と連携し、地域企業の脱炭素化支援のための講演や研修を多数実施している経験があります。地域の事業者にとって、大変重要なGX人材育成の必要性について、気軽に相談できる体制を整えています。具体的には、地域の脱炭素化進行方法やGXの支援方法についての課題を持つ自治体や協議会の担当者は、ぜひ申し込みを考慮してください。

スキルアップNeXtの活動

株式会社スキルアップNeXtでは、「スキルアップGreen」による体系的なGX学習を提供しています。GX検定を通じて企業のGX推進をサポートし、経産省主導のGXリーグでの活動にも積極的に参加。2024年度からはGX人材市場創造WGをリードし、GX人材の役割や必要スキルを定義した標準策定に取り組んでいます。詳細は公式ウェブサイト（スキルアップNeXt）をご覧ください。