忘年会・新年会の飲食店選び、SNSが鍵を握る時代へ
忘年会や新年会の季節が近づくと、多くの人が飲食店選びに頭を悩ませます。この時期、幹事としての役割を担う20〜30代の男女を対象に、飲食店選びにおける傾向を探る調査が行われました。特に注目すべきは、約8割の人々が情報収集にInstagramを利用しているという点です。
調査概要と背景
この調査は、東京都のStoreProが実施し、2025年の12月12日から16日にかけて行われました。結果として、1,013人が回答し、忘年会や新年会の幹事を予定している20〜30代の男女に特化した内容となっています。調査では、参加の集まりのスタイル、店選びの重視ポイント、SNS活用についての具体的なデータが収集されました。
幹事が選ぶ店は料理と雰囲気が重要
まず、参加予定の集まりについて尋ねると、46.9%が『会社・事業部の集まり』と回答し、次いで39.4%が『所属部署の集まり』という結果でした。これからもわかるように、職場を中心とした集まりが主流です。
店選びにおいて最も重視されるポイントは、『料理の種類』(55.2%)が1位で、次いで『価格』(54.6%)、『雰囲気』(40.2%)が続きました。ここから、料理と価格のバランスが特に幹事にとって重要であることが伺えます。
Instagramでの情報収集が常識に
さらに、調査の結果、約78.2%の人が飲食店選びにInstagramの投稿を参考にすると回答しました。特に、店内の雰囲気や料理の見た目など、視覚情報が重視されています。この傾向は、特に参加者全体の満足度を考慮する幹事にとって、重要な決断材料となっています。
では、具体的にどのような情報をチェックしているのでしょうか?約46.3%の人々が『料理の写真』を、次に『店内の雰囲気』(44.6%)、『価格帯』(43.2%)と続きました。視覚的な情報が、幹事の店選びにおける重要な軸となっていることがわかります。
SNSの影響と実際の来店行動
興味深いのは、Instagramで見た投稿をキッカケに実際に飲食店に訪れた経験があると答えた人が82.7%に達したことです。ここからも、SNS情報が来店行動に直結していることが明らかです。
では、実際に行ってみようと思った決め手は何だったのでしょうか?この調査によると、『料理の種類が好みだった』(50.0%)、『店内の雰囲気が好みだった』(46.3%)という結果が上位を占めていました。これにより、SNSで確認した情報が実際の選択にしっかり影響を与えていることがはっきりとわかります。
ギャップの存在
しかし、実際の体験とSNSでの印象との間にギャップを感じた人も少なくありません。回答者の24.8%が、『料理の見た目が投稿よりも簡素だった』と述べ、24.7%は『店内の雰囲気が異なっていた』と答えました。このようなギャップが次回の情報収集をさらに慎重にさせる要因になっていると考えられます。
予約の難しさと幹事が求める情報
また、人気の飲食店は予約が取りづらいと感じたことがあるかの質問には、約80%が『よくある』と答えました。話題のお店ほど行きたくなる一方、実際には行けないというジレンマが幹事の負担になっています。
最後に、『忘年会・新年会向けの飲食店選びで、SNSにもっと掲載してほしい情報』として、『個室の様子』(38.0%)、『料理の実物写真』(37.9%)、『席の広さ・レイアウト』(37.0%)が挙げられました。幹事は、安心して選べる具体的な情報を求めていることが明確です。
まとめ
忘年会・新年会の幹事にとって、飲食店選びは依然として大きな役割を果たしています。特に、料理の種類やその価格帯など、基本条件が重視される一方で、SNSを通じた視覚情報も重要な判断基準となっています。情報が氾濫する中で、幹事は安心感と共に具体性を求めていることが、今回の調査からはっきりと示されました。