共育九州が始動
2025-11-11 12:51:51

新たなインターンシップ制度「共育九州」は若者のキャリアをどう変えるのか

新しいインターンシップ制度「共育九州」始動!



一般社団法人九州インターンシップ推進協議会が、新たな取り組みとして「共育九州」というコンセプトで活動を再スタートします。この新しいコンセプトは、地域の学生と企業をつなぎ、実務を通じた成長をサポートするインターンシップを九州全域で拡大。地域の人材育成と企業の採用力向上を同時に目指すものです。

学生と地元企業の乖離を埋める


九州では、豊富な移住・定住ニーズがありますが、実際には多くの学生が地元を離れ、他の地域で就職するという現状があります。調査によると、地元での就職を希望する学生は56.4%にもかかわらず、「志望する企業がない」という理由で地元を選ばない割合が36.8%に達しています。このような状況の中、地元企業との接点を増やすことが重要であると認識されています。

「育てる/育てられる」をデザインしたインターンシップ


「共育九州」の特徴的なポイントは、学生、企業、大学、自治体が相互に「育てる」関係を築けることです。具体的には、5日以上の実務中心のプログラムを標準化し、文科省・厚労省・経産省が定めたタイプ3以上のインターンシップを推進します。この試みを通じて、学生に地元企業の魅力を体験し、親しむ機会を創出します。

地元企業へのサポートの強化


さらに、企業向けにインターン設計の伴走サポートを提供し、未経験の企業でも参加できる環境を整えています。インターンシップを単なる仕事体験に終わらせず、企業が学生に何を伝え、どう関わるかにフォーカスした内容にします。

学生の関心を引き出す成功事例


過去に開催されたインターンシッププログラムでは、96%の学生が知らなかった企業に興味を持つようになるという結果が出ています。これにより、参加した学生が新たなキャリアの選択肢を見出すことが期待されています。地元の企業が「自分の会社には何があるのか」を学生にアピールし、実際に体験してもらうことで、関心を引き出すという前向きな効果が見込まれます。

企業の声を反映した改善策


例えば、携帯販売業者の採用責任者からは、インターンシップを通じて学生側の関心の変化を把握し、従来の広報活動を見直す機会になったという意見が寄せられています。また、不動産会社の人事課長は、インターンシップのコンセプトが明確になったことで、学生に対して一貫したメッセージを届けられたと述べています。これらの声は、地域企業が魅力を発信するための重要な支援となっています。

福岡・九州の未来を構築する


このように、九州インターンシップ推進協議会は地域を代表する企業と学生を繋ぐ橋渡し役として、地域社会の発展に寄与できるよう取り組んでいます。私たちは、若者が地元で学び、働くことができる環境を整えることで、若者から選ばれる地域を創出していきます。現地で働く選択肢を増やし、地域の未来を共に育てていく「共育九州」の挑戦に今後も注目していきましょう。

お問い合わせと参加申込


九州インターンシップ推進協議会では、現在2026年春季インターンシップの学生募集を行っています。興味のある方はぜひ公式ウェブサイトをチェックしてください。

  • - 公式サイト
  • - 所在地: 福岡市博多区吉塚本町9番15号中小企業振興センタービル11階116号室
  • - 設立: 2000年
  • - 事業内容: インターンシップ設計や広報サポート

この新たな取り組みが、地元経済の活性化に繋がることを期待しています。


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