福井県高浜町と京都府舞鶴市の境界島を空撮調査
7月30日(水)、福井県高浜町と京都府舞鶴市にまたがる境界島の空撮調査が予定されています。北陸の空株式会社は、福井県庁と協力してこの調査を実施し、未来の地域観光資源の発掘を目指します。この取り組みは、かつて実施されていた「わかさはっくつ」プロジェクトを再始動する形で行われ、地域に新たな魅力を見出すことが求められています。
調査についての詳細
この調査は13:00から14:00の間に行われ、焦点を当てるのは正面崎沖の県境岩礁です。ここは、陸上からはアクセス困難な場所で、過去に「二府県にまたがる島」としての名が知られています。調査には、ドローン(DJI Phantom)が用いられ、国交省の飛行許可を得た上で実施されます。
主な目的としては、県境ラインの可視化と、地域観光資源としての可能性を探ることが掲げられています。この調査を通じて、若狭湾沿岸地区の観光魅力が再評価されることが期待されています。
「わかさはっくつ」とは
「わかさはっくつ」は、県内外の若者や有識者がともに協力し、足を使って地域の魅力を掘り起こす官民連携の取り組みです。2021年度に、当時の杉本知事が名誉隊長を務め、多くのメディアで取り上げられました。
取り組みの意義
北陸新幹線の敦賀延伸が予定される2024年には、若狭湾エリアへの注目がさらに高まるでしょう。本プロジェクトでは、ドローン技術を活用しながら地域ブランドの強化についての実証が行われます。無人機による情報収集は、観光だけでなく、防災や環境モニタリングなど幅広い分野での活用が見込まれています。
メディア取材と安全対策
調査日当日には、メディア関係者の乗船枠が設けられる予定です。特に事前申し込みが必要となります。撮影素材についても、後日共有される予定です。また、調査の安全対策として、足場や離着陸区画が船上に確保され、ライフジャケットの着用が義務付けられています。
代表者のコメント
北陸の空株式会社の久森章裕代表は、「かつて、足で発掘した若狭の魅力を、今度は空から発掘します。ドローンを使って境界を可視化し、海と歴史が交差するストーリーを多くの方に届けたい」と意気込みを語っています。
北陸の空株式会社について
この会社は、福井県鯖江市に拠点を置き、ドローンスクールの運営や各種ドローンソリューションを提供しています。国土交通省の認証を取得し、地域におけるドローン技術の普及に貢献しています。その背景には、地域活性化への強い願いがあります。今後も多くのプロジェクトを展開し、地域の魅力を再発見する活動が続けられることでしょう。