パナソニックとリトマスが製造業向けIoTソリューションのパートナーシップを発表
2023年、パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社とリトマス・オートメーション・ジャパン株式会社が、製造業向けの新たなIoTソリューションを提供するための販売パートナー契約を締結しました。この提携は、製造現場のデジタル化を進めるための重要なステップとして位置付けられています。
 営業パートナー契約の意義
パナソニック ソリューションテクノロジーは、日本の製造業が抱える様々な課題に対応するため、リトマスとの協業を通じてデータの利活用を加速させることを目指しています。製造環境には老朽化設備や労働力の不足、持続可能な生産への転換といった課題がありますが、リトマスとの共同開発により、これらの問題に立ち向かうソリューションを提供することが可能になります。
この契約により、リアルタイムデータの収集、分析、活用を促進し、製造現場の情報可視化や意思決定の質を向上させます。
 リトマス社のビジョン
Litmus Automation社のCOOであり共同創業者のJohn Younes氏は、「パナソニック ソリューションテクノロジーとの提携は、日本の製造業のモダナイゼーションと拡張に向けた重要な一歩です。Litmus Edgeとパナソニックの豊富な経験を組み合わせることで、より高い可視性とスマートなオペレーションを実現し、変革を速めることが期待できます」と語っています。   
 Litmusのテクノロジーとは
リトマスは、エッジデータプラットフォーム「Litmus Edge」に注力しており、製造業向けの機器やシステムからリアルタイムにデータを取得して処理・分析します。このプラットフォームは、既存のレガシー機器から最新の設備まで幅広く対応し、250以上の産業プロトコルに基づいています。これにより、予防保守や品質改善といった様々なユースケースで活用されることが期待されています。
また、エンタープライズグレードのセキュリティを備え、バイリンガルサポートを提供しているため、国際的な企業にも対応可能です。Webベースのダッシュボードやアラート機能により、製造現場の状況をリアルタイムで把握することができ、迅速な対応が可能です。   
 パナソニックのデジタル戦略
パナソニック ソリューションテクノロジーは、ICTやAIを駆使したフルスタックソリューションを提供し、製造業のデジタルトランスフォーメーションをサポートしています。Litmus Edgeを活用することで、さまざまな機器からリアルタイムにデータを収集・標準化し、クラウドやAI分析基盤とのスムーズな連携を実現します。
これにより、製造業の生産性を向上させ、労働環境の効率化を促進していくことが可能になります。
 まとめ
パナソニックとリトマスの提携は、日本の製造業におけるデジタル化の加速を図る重要な一歩となります。各社の強みを活かしたこの協力関係は、今後の製造業の未来に大きな影響を与えることが期待されます。両社のベストプラクティスや技術を活用することで、より良い生産環境を提供することが求められています。  
さらに詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。
お問い合わせは、パナソニックの公式サイトからどうぞ。
