リッカーの海外展開
2025-05-01 09:45:48

リッカー、伝統のミシンブランドが海外へ進出!商標権を取得した6カ国とは

リッカー、海外進出への第一歩



伝統の日本製ミシンブランド「リッカー」が、最近フィリピン、カンボジア、シンガポール、バングラデシュ、オーストラリア、ニュージーランドの6カ国で商標権を取得したことが発表されました。この取得は、ブランドの国際展開における重要なステップであり、アジアとオセアニア地域におけるさらなる成長を見込んでいます。

ブランドの歴史とその実績



「リッカー」は昭和40年代からの日本の家庭用ミシンのトップシェアを誇っています。かつては、手ごろな価格の既製服がほとんどなく、多くの家庭で洋服を手作りする文化が広がっていました。この背景の中で、リッカーは家庭用ミシンの代名詞となり、多くの家庭の生活必需品として重宝されてきました。

さらに、1970年代には多くのテレビ番組やCMでブランド名を見かけることができました。当時の人気CMに現れた「電子のお針箱」というキャッチコピーは、今でも多くの人に記憶されています。リッカーは、特に「マイティシリーズ」のヒットで知られ、人気歌手たちを起用したテレビCMは大きな話題を呼びました。

現在の展開と期待される未来



2022年には株式会社NO EXCUSEが、「リッカー」の商標権を株式会社ヤマノホールディングスから正式に取得し、ブランドの再興を目指しています。新しいリッカーミシンの開発が進んでおり、2024年には家庭用ニードルパンチミシンが初めて市場に登場する予定です。さらには、2025年5月には新型家庭用ミシンを新たにリリースする計画もあり、ブランドの復活に期待が高まります。

海外での展開の意義



今回の商標権取得は、リッカーがアジアとオセアニア市場の開拓に乗り出した証でもあります。代表取締役の桑原和寛氏は、「日本の丁寧なものづくりを、再び世界の家庭に届けたい」と述べ、展開国での信頼関係構築に意欲を見せています。特に、欧米諸国ではすでに商標権が第三者によって保有されているため、まずは今回取得した国々から地道に市場を築いていく方針です。

これからのリッカーに注目



SNSを通じて最新情報が発信されているリッカーは、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などでフォロワーを増やし、若い世代へのアプローチも進めています。これにより、昔ながらのミシンの良さを伝えつつ、新たなファンを獲得する戦略を展開しています。

「リッカー」は、ただのミシンブランドではなく、日本の文化と技術を象徴する存在でもあります。今後の新製品や海外展開から目が離せません。


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