太宰府市でAI教材『キュビナ』が全市立小中学校で導入

太宰府市でAI教材『キュビナ』が導入される

福岡県太宰府市では、全市立小中学校にてAI型教材『キュビナ』が導入され、小学1年生から中学3年生までの約6,300人の児童生徒が利用を開始しました。これにより、太宰府市は教育の質を飛躍的に向上させることを狙っています。

導入の背景

この取り組みは、太宰府市が掲げる教育基本理念「令和の都だざいふの宝である子どもをまんなかに」に基づいています。この理念のもと、教育現場では「自ら考える力の育成」が重要視されています。『キュビナ』の導入は、個別最適な学びを提供し、協働的な学びを促進することを目的とした施策の一環です。

『キュビナ』の特長

『キュビナ』は、AIを活用して児童生徒一人ひとりの習熟度に応じた問題を出題します。これにより、各子どもたちが自分のペースで学び、さらなる理解を深めることができるのです。また、学習の履歴やスタディ・ログを蓄積することで、自らの学びを振り返ることも可能となります。さらに、教職員の負担軽減にも寄与すると期待されています。

実践報告会

11月には、キュビナを使った教育の実践状況を報告する会が開催されます。この報告会は、太宰府市の小・中学校のモデル校である水城西小学校と太宰府西中学校が中心となり、それぞれの校で実践された内容を取り上げます。具体的には、AIドリルを活用した授業や家庭学習の方法、評価における工夫などが議論される予定です。