CDIBキャピタル福岡進出
2025-06-06 12:15:49

福岡に新拠点を開設したCDIBキャピタルがスタートアップ支援を強化

CDIBキャピタルが福岡に新たな拠点を設立



台湾の著名なベンチャーキャピタルであるCDIBキャピタルグループ(CDIBキャピタル)が、福岡市・天神に新しい拠点を開設しました。この拠点は、同社傘下の開発創新管理顧問が運営し、日台間のスタートアップ支援に特化したものです。昨年8月に設立された「CDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンド」は、日本と台湾のスタートアップを結びつける重要な役割を持っています。

福岡という地域は、スタートアップ起業家にとって魅力的な環境が整備されています。特に、起業を支援するための制度や資源が豊富であることから、多くのテクノロジー系企業が集まっています。開発創新管理顧問の総経理を務める郭大經氏は、福岡が九州の中心都市であることに加え、アジア各国へのアクセスが良好であることが、CDIBキャピタルの福岡進出の決定打となったと述べています。

今回新たに入居するのは、「Cambridge Innovation Center(CIC)」が運営するイノベーションセンター「CIC Fukuoka」です。CICは、米国を拠点とするスタートアップ支援企業であり、昨年11月には戦略的パートナーシップを結んでいます。この新拠点の設立により、CDIBキャピタルは、福岡におけるスタートアップの活動をさらに強化し、日台間のイノベーションを加速させることを目指しています。

CDIBキャピタルは、今後の取り組みとして、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人工知能(AI)、モバイルコマースなど、福岡に拠点を置く九州発のスタートアップに対して投資を行う計画です。また、「Open Innovation」のテーマに沿ったイベントも開催し、日台スタートアップと大手企業とのビジネス創出を支援する方針です。このように、CDIBキャピタルは、スタートアップエコシステムの発展を促進していくことを表明しています。

さらに、CCBI(CDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンド)には日台両国の政府系ファンドや、台湾のIT企業であるHimaxやSYSTEXも出資しています。これにより、福岡のスタートアップは、豊富な資源にアクセスできる機会が増え、自らの成長を加速させることが期待されています。CDIBキャピタルは、福岡を拠点に現地のスタートアップエコシステムとの関係を深め、新たな投資先を見つけるだけでなく、日本のスタートアップが国際的な市場に進出するための架け橋となることを目指しています。

CDIBキャピタルは、台湾の金融大手KGIファイナンシャル・ホールディングの傘下企業であり、豊富なファンド投資と管理経験を有しています。2023年3月には東京・市ヶ谷に「CDIB Tokyo Innovation Hub」を立ち上げ、2024年8月にはクールジャパン機構との共同資本でCDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンドを設立しました。これからも多彩なイベントを通じて、日台スタートアップの国際的な展開をサポートしていくことが期待されます。

福岡での新拠点開設をきっかけに、今後CDIBキャピタルがどのようにスタートアップ支援に寄与し、日台のビジネスに新たな風を吹き込むのか、注目が高まります。


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