バックオフィスを変革するAI教育と支援プログラムの新展開

株式会社コンダクト（東京都世田谷区）は、情報化社会の流れの中でバックオフィス業務の効率化に目を向け、AIを生かした新たな支援プログラムを発表しました。これにより、生成AIを活用した業務変革を加速し、企業全体の生産性向上を図ることを目指しています。

バックオフィス×AI変革支援プログラムとは？

このプログラムの中心となるのは、バックオフィス向けに特化したAI教育と導入コンサルティングのサービスです。近年、経理や総務といったバックオフィス部門の約54.8%が生成AIを未活用という実態が明らかになっています。この現状を受け、株式会社コンダクトはAIを実務で活用できる人材を育成するための支援を行うことにしました。具体的には、バックオフィスが業務変革を実践できるよう、AIを業務フローに定着させるためのコンサルティングを提供します。

AI教育と導入コンサルティングの内容

新たに導入されるこのプログラムは、3か月の伴走型で進められ、『バックオフィス基礎理解編』『バックオフィスマインド編』『AI知識基礎編』『AI活用実践編』の4つの主要メニューから構成されています。受講者は段階的にAIの理解を深め、実務に応じた形での運用が可能になることが期待されます。

この教育を受けることで、将来のCFOやCHRO候補となる人材を育成し、組織全体での生産性向上を実現します。プログラムを通じて、バックオフィスの役割はもはやコストセンターに留まらず、フロント部門や経営者に対して価値を創出する重要な役割を果たすことが求められます。

AI活用を加速するための施策

さらに、株式会社コンダクトは教育プログラムだけでなく、AIを活用した動画コンテンツや対外活動も強化しています。特に、YouTubeチャンネル『NEXTバックオフィス研究所』では、次世代型バックオフィスを目指すための情報を発信し、多くの企業がAIを自社の業務に活用するためのサポートを行っています。

また、全国社会保険労務士連合会の「情報利活用・AI研究部会」にも参加し、AIがもたらす労務業務の効率化について議論を重ねています。ITトレンドEXPOでは、バックオフィスが企業成長のドライバーになるための方法論についても講演しました。

AIネイティブ企業としての取り組み

社内でのAIネイティブ化を進めるため、株式会社コンダクトはAIを位置付けた組織作りや業務設計を実施しています。具体的には、業務フローの自動化や情報ストックの一元管理を行い、バックオフィスの機能を最大限に引き出す環境を整えています。AIをフル活用することで、今まで手間と時間がかかっていた業務を効率化し、無駄を省く仕組みを構築しています。

まとめ

このように、バックオフィスの役割とAIの活用を両立させる新しい試みは、企業全体の生産性向上に寄与することが期待されています。今後も株式会社コンダクトは、AIによる変革を通じて、バックオフィスの新たな可能性を追求していく方針です。企業が抱える課題の解決に向けた取り組みは、福岡をはじめとした様々な地域に波及し、多くの企業にとっての新たな成長のきっかけとなるでしょう。