福岡の冷凍弁当
2025-05-21 12:05:27

福岡発の冷凍弁当がアメリカで新たな挑戦、障がい者雇用にも貢献

福岡発の冷凍弁当がアメリカで新たな挑戦、障がい者雇用にも貢献



株式会社ビーエイトシーが運営する那珂川キッチンが、日本初の国内製造冷凍弁当をアメリカに輸出する新たな挑戦を始めました。2024年11月に輸出を開始し、2025年2月からは本格的に現地での販売がスタートする予定です。この取り組みは、ただのビジネス展開にとどまらず、障がい者の雇用拡大や就労支援にも繋がる重要な意味を持っています。

障がい者支援と国際展開の融合



福岡県博多に位置する那珂川キッチンは、障がい者支援をテーマにした福祉企業により運営されています。自社工場で製造される冷凍弁当は、全て自社製で、素材本来の味を生かした優しい和食が特徴です。冷凍弁当の開発は、障がいのある方々が製造に関与することで、彼らの就労支援にも寄与するものとなっています。

特に注目のメニューとして、「鮭ほぐし海苔弁当」や「ひじき枝豆炊き込みご飯弁当」があります。これらは、安心安全な食材を用いており、健康にも配慮されています。販売開始から初めての店舗では、720食分がわずか3日間で完売したという報告もあり、その人気ぶりが伺えます。

国際的な流通の道のり



那珂川キッチンが海外輸出を実現するまでの道のりは平坦ではありませんでした。商品開発や販路開拓には多くの苦労が伴い、特に健康志向の高い海外市場に合わせた商品開発に苦労したと、社員の堤氏は語ります。最初は国内向けの冷凍惣菜を輸出を考えていましたが、海外市場には、新しいメニューやキャッチーな販売方法が必要であることを痛感しました。その結果、彼らはおかずを乗せたスタイルの「冷凍弁当」に辿り着きました。

海外輸出において、アメリカやカナダを選んだ理由として、これらの国での食品検疫が非常に厳しい市場であるため、そこでの成功がさらなる展開に繋がると考えたことが挙げられます。実際、アメリカへ商品を輸出することは、日本国内では初めての試みであり、その実績は今後の販路開拓において大きな強みとなります。

今後のビジョン



那珂川キッチンが設定している目標は、2025年7月までに5万食の輸出を達成することです。この数字は、障がい者の雇用機会を増やすだけでなく、日本食の良さを世界に広める大きな一歩となります。堤氏は今後、欧州各国への冷凍おにぎりの試作品開発を進めており、さらなるメニューの拡大にも意欲を見せています。

今後の展望としては、卸先や販売先の拡大を図りながら、国産の素材を使用した安心・安全な商品の提供を続けることが重要です。堤氏は「那珂川キッチンの商品を通して、日本食のよさを海外のお客様に届けることで、雇用の拡大や社員の誇りを高めることが目指されています」と話しています。

このように、那珂川キッチンの冷凍弁当は、海外市場での成功を収めるだけでなく、福祉事業の一環として社会的な意義を持つプロジェクトでもあります。これからの展開に期待が高まります。販売状況や新しい商品などについての最新情報は、公式ウェブサイトやニュースレターで随時更新される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。


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