秋季特別展「神技の複製アート展」
令和7年度に開催される特別展「神技の複製アート展―さわれる名画―」が、福岡県大野城市の大野城心のふるさと館で行われます。名画を陶板によって再現した作品が展示され、実際に触れることができる貴重な機会となっています。西洋名画を原寸大で体験できるこの展覧会は、ギャラリーを訪れる全ての人に新たな感動を提供します。
大塚国際美術館の陶板複製品
展示の主役は、温かみのある陶板で再現された多くの名画です。大塚国際美術館は、徳島県鳴門市に位置し、西洋名画の陶板美術品を生み出す専門機関です。大塚オーミ陶業株式会社の高度な技術によって、歴史的な名作が触れることができる形で顕現しています。これにより、観覧者はただ見るだけでなく、実際に手で感じることができるのです。
観覧者の皆さんが直接作品に触れることで、美術の楽しみが増え、文化財の重要性を実感できる機会を提供しています。特に教育機関とも連携し、学生たちにも有意義な体験を提供します。
展示概要と入場情報
この特別展は、大野城心のふるさと館の3階企画展示室と2階特設会場で開催されます。開場時間は午前9時から午後5時までで、入場は午後4時30分までとなっています。月曜日は休館日ですが、祝日に当たる場合はその翌平日が休館となります。また、入場料金は一般800円、中学生・高校生500円、小学生300円とリーズナブルな設定がされています。さらに、未就学児は無料で入場できます。
11月3日の文化の日には、学生が無償で観覧できる特別な日として、新しい学びの場を提供します。学生証の提示が必要なため、来館の際はお忘れなく。
展示内容
第1章 陶板名画の世界へようこそ
初めの章では、学校の教科書にも登場する名画が並びます。特に「モナ・リザ」は、この特別展のために特別に製作された陶板作品です。普段は見ることができない数々の名画との出会いが、観覧者を待っています。
第2章 浮世絵の影響を受けた作品たち
次に、日本の浮世絵の影響を受けた西洋の作品を紹介します。19世紀半ばのパリ万博での日本美術の展示をきっかけに、「ジャポニスム」が広まり、多くのアーティストが日本の美術にインスパイアされました。モネやゴッホの作品と共に、その足跡を辿ります。
第3章 文化財の複製―さわって楽しむ文化財―
最後に、技術の結晶とも言える文化財の複製品展示が行われます。セラミックアーカイブによる高精細な複製が紹介され、観覧者はそれを通じて過去の文化を感じることができます。新しい技術と伝統的な手作りが融合した作品群は、観覧者を魅了すること間違いありません。
特別イベントの開催
特別展に合わせて、関連イベントも準備されています。11月12日には「文化財の複製技術」に関するトークショー、12月1日には「模写してみよう」と題したワークショップが開催される予定です。興味を持つ方は、大野城心のふるさと館のウェブサイトで詳細情報を確認し、ぜひ申し込んでみてください。これらのイベントは、来場者にさらなる学びと体験を提供します。
お問い合わせ先
展示に関する詳しい情報は、大野城心のふるさと館にお問い合わせください。ミュージアム担当の齋藤または田口が、電話での問い合わせにお応えします。