デザコン2024特集
2025-04-23 10:07:42

次世代の技術者育成を目指すデザコン2024の魅力に迫る特集記事

デザコン2024 阿南 official book 発売決定!



2025年4月25日の発売を予定している「デザコン2024 阿南 official book」は、第21回全国高等専門学校デザインコンペティションの公式記録を収めた一冊です。本書の発行を手掛ける株式会社建築資料研究社は、建築関連や住宅、インテリアに特化した専門書を発行している出版社であり、今回の誌面でも高専生たちの独創的な作品が幅広く紹介されています。

デザコンとは?



デザインコンペティション、略して「デザコン」は、全国58校における高等専門学校網の一大イベントです。学生たちが幅広い分野の知識と技術を駆使して、エンジニアリング・デザインを競い合います。特に、今年のデザコンは「つながり」をテーマに、多様な視点から新たなアイデアが求められました。このように創造的で実践的な技術者を養成する目的のもと、毎年開催されています。

書籍の概要



「デザコン2024 阿南 official book」では、参加学生によって作成された268点の作品を収めています。特に注目すべきは、5つの部門に分かれた競技それぞれの内容と、全審査過程の詳細です。各部門は、空間デザインや構造デザイン、創造デザインなどが存在し、それぞれ独自のテーマで挑戦しています。

空間デザイン部門



この部門では、災害を視野に入れた新たな空間デザインがテーマです。「タテ×ヨコ」という観点から、既存の手法を超え、他の専門分野との融合を通じて地域資源を活用する提案が求められました。その結果、112作品から選ばれた入賞作が次世代の空間デザインのヒントとなるでしょう。

構造デザイン部門



「つなげる架け橋」をテーマに、紙と木工接着剤のみによって作る橋の設計を通じて、参加者はその耐荷性能や接続方法に挑みました。紙という素材の性質を最大限に活かし、52作品の中から選出された入賞作品の数々は、物理的な枠を超えたクリエイティビティを示しています。

創造デザイン部門



こちらの部門では、2050年を見据えた脱炭素社会の実現に向けたアイデアが求められています。19の入賞作品は、それぞれが環境問題への斬新なアプローチを示しており、未来の社会を形作る可能性を秘めています。

AMデザイン部門



技術革新がもたらす機会を活かし、人と人が豊かに結びつくものづくりがこの部門の課題です。3Dプリンタを使い、新しいカテゴリーのアイテム提案が数多く寄せられ、32作品が集まりました。

プレデザコン部門



プレデザコン部門は、高専の本科3年生以下を対象にしたフィールドが設定されています。自由な発想で、過去から未来へと連なるデザインが求められ、多彩な視点から創出された53作品は、観る人を惹きつけます。

書籍の詳細情報



この書籍は、一般社団法人全国高等専門学校連合会が編纂し、価格は1,980円(本体1,800円+税)。全国の大型書店やオンライン書店で購入可能です。詳細や購入リンクは、公式サイトをご覧ください。

未来を見据えたデザイン



デザコン2024を通じて、次世代を担う高専生たちの思考や技術が融合し、新たな未来を形作るための足音が聞こえてきます。本書は、その過程を記録し、未来のデザインの可能性を感じさせてくれる貴重な一冊です。ぜひ手に取って、高専生たちの創造力と情熱を感じてみてください。


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