福岡から革新へ
2025-10-31 16:08:03

福岡発、クラフティアと共同でCVCファンド「KRAFTIA Innovation Fund」を設立

福岡発、革新の波を生み出す「KRAFTIA Innovation Fund」設立



福岡市に本社を構えるクラフティアと、Spiral Innovation Partners(SIP)が共同で、50億円規模のCVCファンド「クラフティアイノベーション投資事業有限責任組合」(KRAFTIA Innovation Fund)を設立しました。このファンドはSIPが運営する6つ目のCVCファンドで、同社の運用総額は710億円に達します。

設立の背景と目的


今回のファンド設立は、クラフティアの企業名変更やリブランディングとともに行われました。クラフティアは創立80周年を迎え、旧社名「九電工」から新たなブランド「クラフティア」へと転換。社名に込めた「Craft × Innovation × Action」の理念は、デジタル技術やグリーン・イノベーションを通じた社会課題の解決を目的としています。特に建設業界は、人手不足や生産性の向上、脱炭素への対応といった構造的な変革が求められる時期にあります。

記事の中では、ファンドが目指す具体的な投資領域や方針についても詳しくご紹介します。このファンドは、クラフティアの強力な技術力や現場アセット、広範な顧客ネットワークと、SIPが培ったスタートアップ支援ノウハウを結びつけ、建設業界を中核とした産業変革を実現することを目指しています。

投資方針と重点領域


KRAFTIA Innovation Fundの投資対象は、以下の4つのテーマを中心に据えています:
1. グリーン・イノベーション:再生可能エネルギー、カーボンニュートラル関連技術をを重視。
2. AI・デジタル:AI、IoT、自動運転などによる産業変革技術。
3. 建設テック:現場のDXや3D CAD、BIMなど新技術の導入。
4. 不動産・街づくり:スマートビルディングや都市開発へのAI活用。

これらの分野での投資は、クラフティアの掲げるビジョンを実現するための重要な手段となります。

共創とアセット活用


KRAFTIA Innovation Fundは、単に資金を投じるだけではなく、クラフティアが保有する技術や人材ネットワークを活かし、スタートアップとの共創を進めていきます。約2,000名の技能工と全国に広がる顧客基盤・商業・公共施設のネットワークを利用し、実証実験や社会実装を推進します。

SIPは、投資から成長支援、共創の仕組み作りまでトータルにサポートし、建設業界から新しい産業モデルの創出を目指します。

コメント


Spiral Innovation Partners株式会社のジェネラルパートナー、鎌田和博氏は、「クラフティアの理念のもと、建設業界における産業変革を共に進めることができるファンドを立ち上げられたことを大変光栄に思います」と述べています。

このファンドがもたらす革新の流れに、私たちも期待が高まります。今後の展開に注目し、社会と産業の未来を共に創造していく取り組みに注目です。

ファンド概要


ファンド名:クラフティアイノベーション投資事業有限責任組合
無限責任組合員(GP):Spiral Innovation Partners LLP
有限責任組合員(LP):株式会社クラフティア
運用総額:50億円
投資領域:グリーン・イノベーション、AI・デジタル、建設テック、不動産・街づくりを中心に、その他社会課題解決等
1件あたりの投資金額:約2億円程度

Spiral Innovation Partners公式サイト


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