夏の夜の妖怪体験宿泊プランが登場!
福岡県柳川市にある「柳川藩主立花邸 御花」。ここでは、2025年の夏に特別な宿泊プランが開始される。妖怪と共に過ごすアトラクションの数々が盛り込まれた「妖怪ルーム」と川の妖怪たちをテーマにした「妖怪舟」が、その中心だ。家族や友達、カップルでの特別な夏の思い出を作る絶好のチャンスである。
妖怪ルームの魅力
「妖怪ルーム」は、夜の闇の中で妖怪提灯が柔らかく灯る不気味な雰囲気を楽しめる特別な空間だ。提灯は全て手作りで、工芸性が高く、色とりどりの妖怪たちが描かれている。さらに、掛け軸に怪しげな花が添えられ、妖怪の雰囲気が一層感じられるように設えられている。特に印象的なのは、テーマにそった書籍が取り揃えられている点だ。これは、株式会社ひらくが運営する書店「文喫 福岡天神」とのコラボによるもの。訪れた人々は、屋敷の静けさの中で日本の妖怪文化に触れ、一晩中その世界に浸ることができる。
宿泊客には、立花家に伝わる妖怪絵巻をデザインした渋うちわがプレゼントされる。これは、夏の熱気を和らげるだけでなく、伝統的な工芸品としての価値も兼ね備えている。特別宿泊プランは、7月15日から8月31日までの期間限定で販売され、宿泊料金は65,400円から。詳細は公式サイトでの確認をお勧めする。
妖怪舟での川下り体験
「妖怪舟」は、御花でしか体験できない特別な川下りプランだ。川面をゆらゆらと進む舟の中で、妖怪提灯が灯り、幻想的で不気味な空間が拡がる。怪談話を語る船頭の声に耳を傾けながら、背筋が凍るような体験を楽しむことができる。更に、妖怪ドリンクを片手に、涼を感じながらのひとときは特別な体験になるだろう。
この妖怪舟プランは、予約が必要で、料金は1舟30,000円。40分間の貸切で、毎日19時30分から体験が可能。夏の夜の神秘的な雰囲気を求める方にはぴったりだ。
今年の奇怪夜行もお見逃しなく!
毎年恒例の「奇怪夜行」が2025年も開催される予定だ。八女市で300年の歴史を持つ「伊藤権次郎商店」が手掛ける妖怪提灯も展示され、創業から続く伝統が感じられるアートイベントとなる。この展覧会は、柳川藩主立花邸御花の空間で展開され、特別な提灯や未発表の作品も公開される。
展示は8月15日から17日、22日から24日の計6日間で行われ、営業時間は18時から21時まで。妖怪の世界に浸りながら、見応え満載の展示を楽しむことができるだろう。
終わりに
柳川藩主立花邸 御花で過ごす夏の夜は、ただの宿泊だけに留まらず、妖怪文化を存分に味わう貴重な機会である。特別な体験を通じて、この夏の思い出を刻んでみてはいかがだろうか。妖怪と共に、不気味ながらも美しい夜を過ごすこのプランは、訪れる全ての人々に新たな感動をもたらすこと間違いなしだ。