福岡での多胎シンポジウムを見逃すな!
2025年7月19日、福岡市の天神FFGホールにて「多胎シンポジウム in FUKUOKA 2025」が開催されます。このイベントは、
こども家庭庁、
福岡県、
福岡市、そして
北九州市の後援を受けており、多胎家庭の現状とその課題について深く考える貴重な機会でもあります。
一般社団法人tatamamaが主催するこのシンポジウムでは、専門家たちが多胎育児の実状や、それに伴う虐待の問題について語ります。これに参加することで、700人規模の参加者とともに、多胎育児の重要性を理解し、「孤立することのない社会」を目指す意識を共にすることができます。
多胎育児の厳しい現実
双子や三つ子といった多胎児の出産は、日本全体の約1%を占めており、年間でおよそ8,700組が誕生しています。これを「100分の1の奇跡」とも形容しますが、実際には多胎家庭には深刻な問題が山積しています。例えば、研究によれば、多胎育児家庭の虐待死率は単胎育児家庭の2.5倍から4倍に上ることが明らかになっています。
多胎児の約70%は低出生体重児であり、医療的なケアや発達支援が必要です。こうした背景から、双子の育児にかかる時間は1日18時間に及ぶとも言われており、多胎家庭は育児の負担感や社会からの孤立感を強く抱えています。
データで見る婚姻生活と多胎家庭
また、多胎家庭の離婚率は1.5倍から2倍高いというデータもあります。特に、育児に対するストレスや理解の不足が、家庭でのさまざまな問題を引き起こす一因となっているようです。実際に、多くの多胎の親が「虐待しているかもしれない」と感じているという現実もあります。
シンポジウムの詳細
「多胎シンポジウム in FUKUOKA 2025」は、専門家の講演やパネルディスカッションの他に、多胎家庭同士の交流会も行われます。これは、同じ境遇にある方々が意見交換し、有益な情報を共有する場ともなります。具体的には、以下の情報を抑えておきたいですね:
- - 日時: 2025年7月19日(土)13:00〜15:00(12:30受付開始)
- - 会場: 天神FFGホール(福岡銀行本店地下)
- - 参加方法: 事前申込み(公式サイトから)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 692人(車いす専用席7席)
当日は、専門家や行政の方々も参加し、最前線での意見も聞けることから、多胎育児に関心のある方々はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
参加者へのメッセージ
tatamamaの代表理事である牛島智絵氏は、「多胎育児の現状を伝え、支援を広げるきっかけを作りたい」と語っています。シンポジウムを通じて、より多くの方々に多胎育児の課題を理解してもらい、支援に参加するための起点となることを心から願っています。
福岡を「多胎児ママにやさしい街」にするための取り組みは、行政や地域社会との積極的な連携を通じて進められています。皆さんの参加を心よりお待ちしております。公式サイトやSNSを通じて、最新の情報もチェックしてみてください!