ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 新社長による新たな時代へ
2025年6月1日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営する合同会社ユー・エス・ジェイにおいて、社長の交代が発表されました。これまで9年半にわたりこの役職を務めてきたJL ボニエ氏は、環太平洋地域を担当するユニバーサル・ディスティネーション&エクスペリエンスの社長兼COOへ昇格します。新たに社長に就任するのは、村山卓氏。彼のリーダーシップのもと、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは新たな成長のステージを迎えることになります。
JL ボニエ氏の功績と村山氏の期待
JL ボニエ氏は、ユー・エス・ジェイのCEOとして在任中、数々の業績を上げ、日本を代表するテーマパークへと成長させました。彼のリーダーシップの下、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはアジアでの集客数No.1、世界で3位と、国際的な注目を集める存在へと進化しました。その功績に対し、村山氏は「彼の後を継ぐことに光栄を感じている」と語ります。
新社長の村山卓氏は、アメリカでの大学院生活を経て、ユニバーサル・パークス&リゾーツでのトレーニーとしてキャリアをスタートしました。2015年以降はマーケティング部門で活躍し、特にインバウンドセールスの開発において重要な役割を果たしています。村山氏は、コロナ禍における業務の再開と急成長も責任を持って導いてきました。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの未来
村山氏は社長就任にあたり、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは国内外から多くのゲストが訪れる最高のエンターテイメント体験を与える場であり続く」と宣言しました。彼のビジョンには、ゲストへの驚きと感動を提供し、互いに影響を与え合う環境を創り上げることが含まれています。また、地域社会への貢献として、次世代の人材育成にも力を入れ、観光マーケティング学プログラムを通じて大阪の観光産業を支援する考えを示しています。
コミュニティとの連携
ユー・エス・ジェイは、なし崩し的な成果にとどまらず、地域コミュニティとのつながりを重視しています。村山氏は「人の持つ無限の可能性を信じ、その力を引き出す環境を推進したい」と語り、地域活性化のためのCSR活動に力を入れる意向を表明しました。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、次世代のエンターテイメントを提供し続け、地域と共に成長することを目指しています。
終わりに
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは1996年の開業以来、常に革新を追求し、多くの来場者に対して一流のエンターテイメント体験を提供しています。村山卓氏の新しい社長としてのスタートは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新たな挑戦と発展をもたらすことでしょう。未来への期待と共に、彼のリーダーシップの下、さらなる進化を遂げていくことが注目されます。