秋の風物詩「博多旧市街ライトアップウォーク2025」
福岡の秋を彩るイベント「博多旧市街ライトアップウォーク」が2025年も開催されます。2006年から続くこのイベントは、博多の歴史を感じる寺社や史跡が美しくライトアップされ、夜の街散策を楽しむ貴重な機会となっています。
永寿院での新たな表現
今年初めて参加するnon-classic株式会社が永寿院で手がけるのは、照明による伝統的なライトアップに加え、音と光が交錯する新しい形のインスタレーションです。「光の気配」というテーマのもと、空間全体がアートとなる期待感に胸が高鳴ります。
参道:静けさをたたえた“光の入り口”
参道に足を踏み入れると、まず目に飛び込むのは足元に灯る小さな光たち。訪れる人を優しく迎え、静寂の中で光が導いてゆきます。この参道を通ることで、心地よい緊張感が生まれ、寺院の神聖な空間に対する期待感が膨らみます。
縁側:余韻とともに佇む“静の時間”
参道を抜けると、そこには縁側が広がり、静かな庭の景色が眼前に展開します。縁側から眺める庭は、光の移ろいを借景として楽しむ特別な空間。ここで過ごす時間は、鑑賞者が心を整え、新たな体験へと向かう大切な瞬間となります。
中庭:光と闇の“あわい”を映すインスタレーション 「lontano」
中庭では、作品「lontano」が展示されます。昼と夜の間を行き交う光を感じることで、庭の輪郭が柔らかく溶け、暗がりに潜む小さな生物たちが姿を現します。この体験は、光があるからこそ闇の深まりを実感させるものであり、見る者の心に作品のメッセージを深く刻みます。
アーティストの穴井佑樹氏、楽曲を提供する高橋英明氏の創り出す空間は、視覚だけでなく聴覚も刺激します。光と音が織り成す新しいアート体験は、一度訪れたら忘れられない思い出となるでしょう。
イベント概要
「博多旧市街ライトアップウォーク2025」は、2025年10月31日(金)から11月3日(月・祝)まで開催されます。その時間は17:30から21:00までで、入場は20:45まで可能です。会場は博多旧市街エリアの15カ所で、永寿院も含まれています。
福岡市内で秋のレジャーや文化イベントを探している方、夜の寺院散策や美しいライトアップ体験を楽しみたい方にとって、博多旧市街ライトアップウォークは見逃せないイベントです。ぜひ、特別な夜のひとときを楽しんでください!