エシカルな選択肢を日常に、LIBの挑戦
ボーダレス・ジャパンが新たに立ち上げたエシカルブランド「LIB(リブ)」は、“Life Is Borderless”というコンセプトの元、日常の消費行動にエシカル消費を馴染ませる試みを始めました。2025年7月15日、ブランド名はかつての「ビジネスレザーファクトリー」から変更され、より広い視点で社会問題と環境への取り組みを一つのビジョンにまとめあげることを目指しています。
ブランド名変更の背景
設立から約11年、特にバングラデシュにおいてシングルマザーや障がい者を優先的に雇用し、1,000名以上の新たな職を創出してきた「ビジネスレザーファクトリー」。顧客数は170万人を超え、多くの人に支持されてきた実績を持っています。しかし、最近では「選ぶこと自体が社会貢献になる」という意識が高まっています。この変化に応じ、より一層エシカルな選択肢を提供するブランドへと進化する必要があると感じ、LIBという新たな名前に生まれ変わりました。
LIBに込めた思い
LIBという名前は、“Life Is Borderless”の頭文字を取っており、「美しく、生きる」ことをテーマにしています。顧客が商品の見た目だけでなく、製品がどのように作られ、どのように届けられたかを気にかけることを大切にしています。このブランドは、単なる製品販売にとどまらず、持続可能で心地よいライフスタイルを提案します。
ものづくりの4つの視点
LIBは、ものづくりにおいて以下の4つの視点を重要視しています。
1.
長く大切に使える製品
LIBの製品は、リペア可能な設計を採用し、ユーザーが長く愛用できるよう配慮されています。必要に応じて部品を交換できるため、壊れた際にも簡単に修理でき、結果的に廃棄物を減らします。
2.
誠実なつくり手
バングラデシュの自社工場では、特に就業が困難な方々を優先的に雇用し、技術を学ぶ機会を提供しています。これにより、彼ら自身とその家族の未来を支えることを目指しています。
3.
自然環境の保護
エコフレンドリーな素材選びや廃棄物削減の観点から、牛革の使用においても地元の副産物を活用しています。これにより、地域経済にも貢献する循環型のものづくりを実現しています。
4.
心地よいライフスタイル
「この選択が誰かの幸せにつながっている」という感覚を大切にし、すべての製品に心地よさを感じられるよう配慮したデザインが施されています。直営店舗やオンラインでの customer support も、顧客を大切にする姿勢の表れです。
ブランドのアイテム
LIBが提供する本革製品は、ビジネスバッグや財布、名刺入れなど、幅広いアイテムが揃っており、全12色のカラーバリエーションから選べます。手の届きやすい価格で提供され、ただの実用品としてではなく、ライフスタイルの一部としてご愛用いただけるものです。
新たな挑戦に向けて
今後、LIBはアパレルや食品、さらには新しい取り組みを通じてエシカル消費を広めていく計画です。また、従来の「ビジネスレザーファクトリー」の製品は、在庫が無くなるまで販売が続けられますので、品質にこだわりを持った製品として取り扱われ続けます。
公式サイトと情報発信
ブランド名変更に伴い、公式サイトも刷新され、職人の情熱やものづくりの背後にあることを知ることができるコンテンツが多数用意されています。また、代表者によるPodcastも公開中で、LIBの理念や今後の展望について深く語られています。詳細は公式サイトをぜひ訪れてご覧ください。
結論
LIB(リブ)は、エシカルな選択肢を日常生活に広げるための試みとして、今後もさまざまなチャレンジを続けていきます。美しさと誠実さを両立させた製品を通じて、持続可能な社会の実現に向けてもがき続けるLIBに注目です。