データ企業時代に備える!セミナー参加者の課題と展望とは
2025年6月16日、大阪で開催された「全ての企業が“データ企業”になる時代に備えよ〜データでつながる世界:生成・解析・連携の実践論〜」というセミナーが、100名を超えるビジネスパーソンを集めて成功裏に終了しました。このセミナーは、株式会社Review、Snowflake合同会社、株式会社truestarの共催によって実現したものです。
データ活用の現状と課題
セミナーでは、データの生成、解析、連携にフォーカスし、参加者同士で過去の成功事例や将来への展望を語り合いました。特に多くの参加者が抱えていた共通の課題として、「データの分析・活用がうまくいっていない」という点が浮き彫りになりました。参加者からのアンケートにおいて26%がこの問題を挙げ、次いで「社内にデータが点在しており、統合できていない」との声も18.8%にのぼりました。
これらの結果は、単に情報を集めるだけでなく、その後の活用方法について悩む企業が多いことを示しています。また、組織内でのデータ活用推進に関する課題を訴える声もあり、データ活用が進まない理由として“人”が大きな要因であることが改めて確認されました。
参加者の関心に迫る
セミナーに参加したビジネスパーソンが興味を持ったポイントとして、最も多かったのが「データ活用の実例」でした。34.7%の参加者がこの項目に熱心な関心を寄せており、理論だけでなく実践に即した情報が求められていることが伺えました。
また、データをビジネスにどのように結びつけるかを知りたいというニーズも強く、22.9%がこのテーマを挙げています。さらに、データ生成の仕組みや将来的な業務連携のヒントを得たいという声も聞かれ、企業が事業成長に向けて戦略を模索する姿勢が色濃く表れていました。
データ活用の次なるステップ
セミナーは「過去」「未来」「現在」の3つの視点からデータ活用の重要性を再評価しました。第一部ではこれまでの取引先との成功事例が紹介されるとともに、データ基盤の構築や推進のポイントとして「小さなスタートからの工夫」と「運用支援の重要性」が語られました。特にROIの向上を図るためには、現場の理解を得ることが不可欠であると指摘されました。
2030年のデータテクノロジーの未来を考察する第二部では、生成AIや自動化が進む一方で、「人間ならではの価値」も再認識される重要な議論が繰り広げられました。正確なデータの積み重ねが新たな常識を打ち立て、データに基づく意思決定が企業成長に欠かせないとの見解が共有されました。
さらに、企業が今すぐに実施すべきデータ活用アクションに関するディスカッションが行われ、「データを使う理由」を明確化することが重要であると強調されました。目的無く行動すると、社内推進は非常に困難になるため、明確なビジョンを持つことが企業の成功に繋がるとのメッセージが伝えられました。
ネットワーキングの場
セミナーの後には、オフライン参加者向けにネットワーキングの時間も設けられ、登壇者と参加者間の直接的な交流が行われました。このリアルな接点は、新たなビジネスの連携やヒントを得るための貴重な機会となったことは言うまでもありません。
今後の展望
今回のセミナーを通じて、データ活用に対する高い関心とともに、「活用が難しい」「社内推進が課題」といった実践におけるさまざまな問題が浮かび上がりました。株式会社Reviewでは、こういった企業のニーズに応じた実践的な事例やデータ活用の勉強会を今後も継続して企画・実施していきたいと考えています。
「生きたデータ活用」のヒントを提供しつつ、企業がデータを力に変えるための一歩を共に歩んでいく所存です。データ活用を通じて地域経済の活性化にも貢献できるよう、引き続きチャレンジを続けていきます。
株式会社Reviewについて
- - 商号: 株式会社Review(リビュー)
- - 設立: 2016年3月
- - 代表者: 代表取締役CEO 藤本茂夫
- - 所在地: 大阪市中央区瓦町4-4-7おおきに御堂筋瓦町ビル8F
- - 資本金: 112,620,000円
- - 事業内容: データDXサービス「macci」の運営・企画・開発
さらに、独自のAI技術と人の力を融合させ、ビジネスの効率化と生活の向上を実現するためのソリューション提供に努めています。