感謝の言葉が宝物
2025-06-03 12:43:51

父の日に家族が贈る“ありがとう”が父親たちを励ます理由

父の日に家族が贈る“ありがとう”が父親たちを励ます理由



毎年6月の第3日曜日に祝われる父の日。これは、父親の労をねぎらう大切な日だ。2024年の父の日に向けた調査結果が発表され、父親たちの思いや希望が浮き彫りとなった。特に注目すべきは、父親が最も喜ぶのは何か「モノ」や「イベント」ではなく、家族からの感謝の言葉や共に過ごす時間であるということだ。

調査概要と背景



株式会社キッズラインが実施したこの調査では、0~17歳の子を持つ379人の父親が対象となった。調査期間は2025年の5月17日(土)から25日(日)にかけて行われた。昨年の父の日についての回答から、家庭内での父親の位置付けや希望する形の「労い」が明らかになった。調査結果によると、今年の父の日には約55.7%の父親が何らかの形での感謝や労いを受け取りたいと考えていることが分かった。

感謝の言葉が最も嬉しい



調査の結果、父親たちは「『ありがとう』など感謝の言葉をもらいたい」と答えた人が70%にも達した。一方で、「家族とゆっくり過ごしたい」という希望も41.1%で、みんなが大切にしているのはモノを贈ることよりも、心のつながりを感じさせる言葉や時間の共有であることが強調された。

特に父親たちから寄せられた自由記述には、「特に特別なものはいらないが、感謝の言葉をもらえるとうれしい」といった声や、家族との時間を大切にしたいとの意見が多く寄せられた。さらに、「自分ひとりで過ごす自由な時間がほしい」という意見もあり、父親の生活にはゆっくりとした時間の充実が求められていることが浮き彫りとなった。

家事・育児の現状



一方で、家事や育児の分担についても興味深い結果が出ている。調査に参加した父親の約55.4%が、自分が家庭内で果たしている役割を「3:7」「2:8」などと認識しており、家庭の負担をしょっているのは母親に偏る傾向が見られた。このことは逆に、父親たち自身が家事や育児にもっと積極的に関わりたいと思っている一方で、実際には「半分も担えていない」と感じていることを反映している。特に約70%の父親が「家事や育児に疲れを感じている」と回答していることからも、家族との時間の中での息抜きや支援が重要であることがうかがえる。

父の日を家族の団らんに



父の日に対する見方が家庭ごとに異なることも分かった。例えば、「父の日自体を意識していない」といった意見も一定数存在し、様々な家庭の事情が影響していると考えられる。それでも、調査結果から明らかになったのは、家族から感謝の言葉を受け取りたいと願う父親の存在だ。父の日を機に、普段あまり話さない「感謝の気持ち」を言葉にすることが、父親にとっての励みになり、家庭全体を温かく包むことになるだろう。

さらに、家族でリラックスしながら過ごす時間が、父の日を通じて特別な思い出に変わり得ることも見逃せない点だ。家族が共に笑い合い、語り合うひとときが何よりのプレゼントとなるだろう。

最後に



最終的に、父の日は父親たちの日々の頑張りに感謝を示す絶好の機会である。この日を通じて、家族が父親の存在をどれだけ大切に思っているかを伝えることで、家族全体の絆がより強くなることが期待される。日頃の忙しさから少し解放される日として、2024年の父の日は家族で心温まるひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。


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