昭光通商の挑戦
2025-06-04 09:43:40

昭光通商がサステナビリティ委員会設立、環境配慮の商材流通を強化へ

昭光通商がサステナビリティ委員会設立、環境配慮の商材流通を強化へ



昭光通商株式会社は2025年度に新たにサステナビリティ委員会を設置し、事業戦略の一環として、環境に配慮した商材の流通を強化すると発表しました。代表取締役社長の渡邉健太郎氏を委員長に、各部門の責任者が集まり、この取り組みを推進することで、社員一人一人がサステナブルな活動を意識することが目的です。

環境に優しい原材料の取扱い強化



昭光通商では、樹木由来の香料「バニリン」をはじめ、生分解性プラスチック樹脂、カーボンコート箔など、環境に配慮した原材料の取り扱いを強化しています。

樹木由来バニリン



樹木由来バニリンは主に食品向けの香料であり、原油から作られるバニリンと比較して製造時の二酸化炭素排出を90%削減することが可能です。この原材料はノルウェーのBorregaard社から供給され、安定供給の体制を構築しています。

生分解性プラスチック樹脂



合成樹脂本部では、生分解性プラスチック樹脂の取り扱いを強化。自然に土に還るこのプラスチックは、農業用マルチフィルムとしても開発されており、廃棄時の二酸化炭素削減に寄与します。さらに、農業従事者の生産性向上にもつながることが期待されています。

カーボンコート箔



金属セラミックス本部が特許を取得したカーボンコート箔は、電池の長寿命化とエネルギー効率向上に寄与し、電気自動車のリチウムイオン電池への採用が進む中で、次のビジネスチャンスとして注目されています。

地域貢献活動の推進



昭光通商は地域貢献にも取り組んでおり、神奈川県横浜市にある社会福祉法人から出荷時に使用する緩衝材を調達しています。この活動は地域経済の持続可能な成長に寄与するものと考えられています。また、タイではマングローブの植樹活動を行い、環境保護にも力を入れています。

健康経営と社員意識の向上



昭光通商グループは「健康経営優良法人」として2年連続で認定され、心身の健康を重視しています。毎月の営業会議で環境への取り組みを確認し、社内報を通じてサステナビリティの活動を定期的に公開していく予定です。

今後の取り組みに期待



代表取締役社長の渡邉氏は、サステナビリティ経営への取り組みがより重要になっていることを認識し、全社員が環境への配慮や資源の有効活用を自然に考えられるよう、サステナビリティ委員会を中心に活動を続けていく意向を表明しています。特に、リサイクルビジネスや生分解性素材の開発、地域貢献活動は肯定的な影響をもたらすと考えられています。今後も昭光通商の取り組みに注目していきたいと思います。


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