自然観察と学び
2025-09-17 14:19:59

APU国際学生が自然共生サイトを訪問し学びを得るエンターテインメント

2025年のクリスマスに向けたイベント"ネイチャーポジティブクリスマス"の準備として、NPO法人唐津Farm&Foodが立ち上げたプログラムが実施されました。このプログラムでは、立命館アジア太平洋大学(APU)のサステイナビリティ観光学部の学生たちが福岡の大丸百貨店の九州探検隊に参加し、佐賀県の自然共生サイトを訪問しました。この視察の目的は、地域における自然と人々の共生について学ぶことです。

視察は、佐賀県の代表的な3つの自然共生サイトで行われました。まず訪れたのは、唐津市の「相知町横枕自然共生区域」です。ここでは、地域住民と協力し、「生物多様性とブランディング」をテーマにした環境保全型農業に取り組んでいます。学生たちは、百笑さんが生産する「自然共生サイト米」を視察し、稲穂の成長を見守りました。実際に農業がどのように地域のブランド力を高めているか、またそれが持続可能なビジネスモデルになっているかを実感することができました。特に注目されたのは、唐津ミツバチプロジェクト。地域の持続可能性を高める新たな取り組みとして、学生たちはその概要を学びました。

次に訪れたのは、武雄市の「たのしい農家お百笑さん」です。ここでは、地元で採れた新鮮な食材を用いたランチ体験が行われ、学生たちは地産地消の大切さを身をもって体験しました。また、梅仕込みや農村ツーリズムの体験を通じて、地域の食文化と環境保全が密接に結びついていることを学びました。この体験は、地域の食材を大切にし、サステイナブルな食の在り方を考えるきっかけとなったようです。

三つ目は、伊万里市の「こまなきの里」。ここでは二次林や湿地ビオトープを巡り、多様な生態系を実際に観察しました。希少種の両生類や昆虫など、自然の持つ力を感じることができる貴重な時間となりました。学生たちは、自然を守ることの意義を深く考える機会に恵まれました。

視察を通じて、学生たちは自然、地域社会、経済が三位一体で成り立つ「共生の形」を体験しました。2025年に行われる大丸福岡天神店の"ネイチャーポジティブクリスマス"では、これらの経験がどのように活かされるのか、期待が高まります。このクリスマスイベントでは、地域での自然との共生がシンボルツリーに込められ、多くの人にそのメッセージを伝えていく予定です。

今後、唐津Farm&Foodでは、これらの学びを活用し、自然共生をテーマにしたより良い未来を見据えた発信を続けていく方針です。また、アジア各国に向けて九州のネイチャーポジティブな取り組みや、里山の魅力を広めていく方向性も示しました。

このような取り組みが地域の活性化につながることが期待されます。地域の農産品のブランディングや環境教育を通じて、持続可能な社会の実現に向けた活動が、これからも積極的に展開されることでしょう。


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