ライジングゼファーフクオカ、ホーム開幕戦で福島に惜敗し逆転勝利ならず。

ライジングゼファーフクオカ、ホーム開幕戦で福島に惜敗

2025年10月11日、福岡での熱いホーム開幕戦が幕を開けました。しかし、ライジングゼファーフクオカは福島ファイヤーボンズに72-78で敗れ、期待していた勝利を手にすることができませんでした。

試合の概要

試合の初め、フクオカはダンクシュートで勢いに乗り、観客を熱狂させました。特に#34アギラールのゴールは印象的で、会場は一気に盛り上がりを見せました。さらに、復帰戦となる#28井手選手がタフなシュートを決め、移籍後初得点を獲得。#0會田や#32狩野、#5リードによる3ポイントシュートも決まり、序盤は順調なスタートを切ります。

しかし、その後はファウルが続いたことでリズムを崩し、福島が堅実な攻撃で点差を縮めていきました。整ったディフェンスを持つ相手に対し、フクオカは第1クォーターを24-21で終えるも、第二クォーターでは福島の得点力に押され、再び流れを失います。

第2クォーターでは、福岡が#24バーレルのインサイドプレーや#5リードの華麗な得点パターンで巻き返しを試みますが、福島も負けじとスコアを重ね、拮抗した展開に。

後半の苦闘

後半の開始とともに、両チームの守備が強化され、点の取り合いは緩やかに。しかし、フクオカは着実にスコアを重ね、第3クォーターを前半の積み重ねでリードを持ったまま最終クォーターへ。ここで逆襲を狙いたいところでした。

ところが、第4クォーターでは福島の選手たちが立て続けに3ポイントシュートを決め、逆転を許す瞬間が訪れます。福岡も#24バーレルのダンクシュートで反撃するも、終盤には立て続けに追加点を奪われ、72-78で試合を終えることに。特に、セカンドチャンスに対する守備が弱いことが敗因に繋がりました。

悔しさを晴らす決意

この試合を終えた後、福岡のヘッドコーチ、福島雅人氏は厳しい表情で振り返ります。「開幕戦での勝利は強い動機でもありますが、序盤の課題も見えた試合でした。」と述べ、特に第4クォーターのパフォーマンスを反省。選手個々の力を引き出しながら、次の試合に向けた取り組みが求められることとなりました。

選手たちも悔しさを胸に、勝ちを掴むための具体的な反省点を挙げます。青木龍史選手は「特に第4クォーターの数分間で得点を取り切れなかったことが敗因」と話し、チーム全体でのさらなる連携や追い込みが必要だと感じたようです。

寒竹隼人選手も「前半は良い時間帯もあった。もう少し持ちこたえて、自分たちのペースを保つことが重要」と話し、チーム全員で成長する意識を強調しました。