ホッとサークル開始
2025-06-04 08:53:25

福岡で始まる「ホッとサークル」──障がい者のための就業支援イベント

福岡での新たな障がい者支援「ホッとサークル」始動



福岡市で障がいを持つ方々の社会参加を支える新しい取り組みが始まりました。NPO法人Build Up Inclusion FUKUOKAが福岡市立中央障がい者フレンドホームと連携し、2025年度から「ホッとサークル」と名づけられたイベントを年間5回実施することが発表されました。このプロジェクトは、特に就労後の孤立化が課題となっている障がい者の皆さんに対して、継続的な支援と生涯学習の場を提供することを目的としています。

背景と活動の必要性



近年、障がい者が就労した後に直面する「支援の空白」が社会的な問題として浮上しています。特に、就労支援事業が終了すると生活の質が低下し、社会的に孤立しやすい環境が生まれることが多いのです。今回の「ホッとサークル」は、この問題を解決するために設計されました。この取り組みは、専門家による長期的なケーススタディを基にしており、障がい者が直面する生活課題に具体的に応えることを目指しています。

支援が必要な時期は就労開始後もしばしば続くため、地域と連携を強化し、障がい者の生活を向上させるプログラムが必須です。「ホッとサークル」は、こうした新たなニーズに対する応答として位置づけられています。

イベント内容と年間スケジュール



「ホッとサークル」は、障がい者が社会にうまく溶け込むための様々な活動を企画しています。2025年度には、以下の内容のイベントが予定されています:

  • - 第1回:ヤクルト健康教室(6月14日)
健康管理の基礎を学ぶことで、就労継続のための土台を築くことを目的としています。

  • - 第2回:キャリアプランニング講座(8月9日)
自らの強みを理解し、今後のキャリアの方向性を考えるきっかけを提供します。

  • - 第3回:ライティング講座(10月11日)
自己表現力を高め、履歴書や職場コミュニケーションに役立つスキルを養います。

  • - 第4回:メンタルヘルス講座(12月13日)
ストレス対処法を学び、働き続けるための精神的なケアを促進します。

  • - 第5回:コミュニケーション講座(3月14日)
人間関係の構築に必要なスキルを学ぶことで、安心して社会に関わることを支援します。

このように、実践的な内容を盛り込んだイベントが定期的に開催されることで、参加者のスキルアップと社会的つながりの強化を目指します。

代表者のコメント



福岡市立中央障がい者フレンドホームの施設長、此上三生氏は「ホッとサークルとの年間協力が決まったことを嬉しく思います。私たち福祉事業者にとって、障がい者の方々が安心して働き続けるための支援の場を提供することが重要です」とコメントしています。また、NPO法人Build Up Inclusion FUKUOKAの田中祐司理事長は「地域と協力しながら進めるこのプロジェクトが、障がい者の社会参加を促進するきっかけになることを期待しています」と語っています。

今後の展望と具体的支援



「ホッとサークル」は、福岡を中心に地域全体で支援の輪を広げていくことを目指しています。最初のイベントは2025年6月に開催予定で、今後も定期的に実施される予定です。また、企業や行政機関とも連携を深めることで、より多くの障がい者が社会参加できる環境の整備を進めています。

イベント情報



ホッとサークル 2025年度


  • - 開催日: 2025年6月14日(土)より隔月開催
  • - 時間: 14:30〜16:30
  • - 場所: 福岡市舞鶴庁舎2F 小研修室
  • - 定員: 30名

この新たな取り組みが多くの障がい者の皆さんにとって希望の光となり、共に支え合う社会の実現に向けた一歩となることを大いに期待しています。


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