北九州マラソン2025で衣類のリサイクル活動が実施されます

北九州マラソン2025での衣類リサイクル大作戦

2025年2月16日、北九州市にて開催される北九州マラソンにおいて、ランナーたちの不要な衣類を回収するリサイクル活動が実施されます。この取り組みは、株式会社チクマが北九州マラソン実行委員会と協力し、ランナー受付会場に回収ボックスを設置することで、参加者が簡単に衣類を寄付できるようにするものです。

サステナブル社会の実現に向けて

昨今、地球温暖化や環境汚染問題が深刻化している中、衣類の大量廃棄問題もクローズアップされています。特に家庭から出る不要な衣類の約80%は、リサイクルされることなく廃棄されている現状があります。そこで、チクマは北九州市と連携し「チクマノループⓇ」という古着回収のリサイクル事業を推進しています。

このプロジェクトでは、回収した衣類を株式会社エヌ・シー・エス（NCS）を通じて、自動車内装材料などにリサイクルし、新しい製品に生まれ変わらせる取り組みを行っています。これにより、無駄を減らし、資源を有効活用することができるのです。

マラソン会場での衣類回収

北九州マラソンでは、ランナーたちにとって参加を楽しむだけではなく、環境保護にも貢献できる機会を提供したいと考えています。衣類は特別な整理をする必要もなく、普段使わない服を持参するだけでOKです。当日は、ランナー受付会場に設置される回収ボックスに、使わなくなった衣類を入れてください。皆さんの手軽な協力が、未来の地球を守る重要な一歩となります。

チクマと環境推進

株式会社チクマは、1903年に創業した繊維商社で、1995年には環境推進室を設立し、以来環境保護に関する様々なプログラムを展開してきました。チクマは、これまでに廃棄される衣類をリサイクルする取り組みだけでなく、使用済みPETボトルを利用した環境対応ユニフォームの普及など、多角的な取り組みを行っています。

特に北九州市と連携したリサイクル事業では、すでに累計1465万点以上の衣服が回収され、環境負荷を削減する努力が続けられています。これからも「ユニフォームをゴミにしない」という意識を持ち、さらなるリサイクル推進に努めていくことで、サステナブルな社会の実現に寄与していく所存です。