新道蒸溜所から待望のシングルモルトウイスキー「SHINDO EXPERIMENTAL 01」が、6月14日(土)に全国で販売がスタートします。このウイスキーは、株式会社篠崎が運営する新道蒸溜所で初めてのリリースとなり、その製造においても多くの新たな挑戦が盛り込まれています。
新道蒸溜所は、福岡県朝倉市の「新道」という地域に2019年に設立されました。酒造りの伝統を重んじながらも、独自の理念「THE QUEST FOR THE ORIGINAL(独創性の追求)」を掲げ、200年以上にわたる篠崎の伝統を引き継ぎながら新たな境地を切り開こうとしています。
「EXPERIMENTALシリーズ」と呼ばれるこのシリーズは、「実験的な」という意味で、ジャパニーズウイスキーの先人たちに対する尊敬の念を込めて開発されています。新道蒸溜所は、まだ経験の浅い挑戦者として謙虚さを保ちながら、最高のウイスキーを提供しようとしています。「完成品」という言葉には慎重であり、今できるだけのベストを尽くして作り上げたものです。ある意味で、今回の「SHINDO EXPERIMENTAL 01」はその第一歩とも言える製品です。
ウイスキーの開発では、特に香味にこだわりました。2022年5月に、3年から約4年熟成された樽をサンプリングし、その香味状態について慎重に評価しました。その後、ブレンダーが約100パターンのバッティングサンプルを作成し、最も新道蒸溜所らしい風味を持つものを選定しました。特にミルキーでファッティーなラクトン香を大切にし、その濃厚さを楽しんでもらえるようにしました。
結果、厳選された樽の組み合わせは、バーボン樽を主軸に、ミズナラ樽やオロロソシェリー樽、リフィルスコッチ樽を使用したものです。このブレンドは、未熟感が抑えられ、豊かな香味が広がる素晴らしいバランスを実現しました。
「SHINDO EXPERIMENTAL 01」は、アルコール度数が50%に設定されており、加水による変化も楽しむことができます。お好みに応じて加水することで香りの幅が増し、新たな味わいを発見することができるでしょう。ウイスキーは嗜好品であり、バーや自宅でお気に入りの飲み方を見つける楽しさも大切にしたいと考えています。
この初リリース品は、6月14日(土)から全国の取り扱い店で購入可能で、またSHINDO LABのコンセプトショップ「SHINDO LAB STAND」でも100本限定で販売されますので、気になる方は早めにチェックしてみてください。
製品情報は以下の通りです。
- - 商品名:SHINDO EXPERIMENTAL 01
- - 容量:700ml
- - アルコール度数:50%
- - 原材料名:モルト
- - 原料原産地名:国内製造(モルトウイスキー)
- - カスク:バーボン樽・ミズナラ樽・オロロソシェリー樽・リフィルスコッチ樽
- - 生産本数:10,000本
- - 価格:¥14,300(税込)
香味の特徴としては、トップノートにトロピカルフルーツが広がり、次第にバタークリームの甘さへと移行します。最後にはトフィーとミルキーな余韻が残る、記憶に残る味わいに仕上がっています。
福岡の新道蒸溜所の新たなる挑戦を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。独自の哲学と情熱が詰まった「SHINDO EXPERIMENTAL 01」は、ウイスキー愛好者はもちろん、新たな体験を追求する方々にもおすすめです。これからのウイスキー選びに良い影響を与える一品となることでしょう。
さらに、SHINDO LABについても注目です。ここでは、ウイスキー熟成庫を見学しながら、お酒の楽しさを体験できるショップやイベントも開催されています。地元の魅力を感じることができる場として、多くの人々に愛されることを目指しています。ぜひお立ち寄りいただき、福岡の新たなウイスキー文化を感じてみてはいかがでしょうか。