糸島市初！スマホで相談できる子育てオンライン窓口を開始

福岡・糸島市で新たな子育て支援サービスがスタート

福岡県の糸島市は、2025年6月1日より、子どもや子育てに関するオンライン相談サービス『産婦人科・小児科オンライン』を提供し、地域住民の子育てをサポートします。このサービスは、株式会社Kids Publicが運営しており、スマートフォンを通じて産婦人科医や小児科医、助産師に気軽に相談できるプラットフォームです。これにより、妊娠、出産、育児に関する不安を軽減し、保護者が安心して子育てに励める環境を整えます。

糸島市の特性と子育て支援への取り組み

糸島市は、北には美しい玄界灘、南には背振山系に囲まれた自然豊かな地域です。福岡市から車で約30分と便利なアクセスを持つ糸島は、様々なライフスタイルを求める転入者も増加しており、子育て環境の充実が求められています。特に、近年は子育てに対するニーズが多様化してきており、この地域が持つ特性を活かした支援策が必要とされています。

糸島市は、子育て支援に関する具体的な施策を展開しています。例えば、子育て支援アプリ『いとハピナビ』の提供や、産前・産後サポート事業、各種助成制度の充実が挙げられます。また、2025年4月には子育てに関する総合相談窓口『こども家庭センターいとハピ』が設立されており、地域全体で子育て家庭を支える体制が整えられています。

オンライン相談窓口の導入背景

糸島市では、「糸島市こども計画」に基づき、『ここで子育てできてよかった』という意識を全ての保護者が持てるような環境作りを目指しています。しかし、家庭の孤立や保育ニーズの多様化といった新たな課題も生じているため、妊娠期から子育てに至るまで、切れ目のない支援が求められています。これに応える形で、オンライン相談窓口『産婦人科・小児科オンライン』の導入が決定されました。

このサービスが提供する主な機能は以下の通りです。

- 夜間相談：平日18時〜22時に予約制で産婦人科または小児科の医療者と相談が可能。
- いつでも相談：毎日24時間、ウェブフォームから質問が送れる一問一答形式の相談。
- 日中助産師相談：月・水・金の13時〜17時に、予約なしで助産師とチャットで相談ができるサービス。

これにより、忙しい育児の合間でも手軽に専門家に相談できる環境が整います。

福岡県糸島市の未来

糸島市は、来年度にNHKの連続テレビ小説『おむすび』の舞台ともなります。主人公の成長の背景には、この地域の豊かな自然が描かれ、糸島に住むことの魅力が再評価されています。市長の月形祐二氏をはじめとする関係者は、デジタル技術を活用した子育て支援が、保護者や子どもたちにとってより良い未来を作る手助けになると信じています。

今後も糸島市は、自らの特性を活かし、より多くの家族が安心して育児ができる様々な支援策を展開していくことでしょう。新たに導入された『産婦人科・小児科オンライン』を通じて、地域全体で子育てを支える姿勢が一層強化されることを期待しています。