北山雅和の個展「TYPOGRAFFiTi 4-5」が福岡に登場！アートで紡ぐ言葉の力

北山雅和の個展「TYPOGRAFFiTi 4-5」が開催

福岡市中央区のYUGEN Gallery FUKUOKAで、アーティスト北山雅和の個展「TYPOGRAFFiTi 4-5」が12月13日（土）からスタートします。展覧会は前期が12月13日から25日まで、後期が2026年1月7日から19日までのスケジュールで展開されます。

北山雅和は、コーネリアスやフジファブリックなどの音楽におけるアートワークを手掛けるグラフィックデザイナーです。彼が提唱した造語「TYPOGRAFFITI」は、タイポグラフィ（文字デザイン）とグラフィティ（落書き）を融合させた独自のスタイルを指します。2025年にこのシリーズは10周年を迎え、今回の展示会では約20点の最新作を含む作品が並ぶ予定です。

本展の目玉は、先月東京のギャラリーALで発表された「TYPOGRAFFiTi 5 - letters, words, voices -」と2023年の《同・4》からの作品です。さらに、福岡在住のタイプ・デザイナー永尾仁とのコラボレーションによる映像作品も公開されます。北山の作品は社会問題への鋭いメッセージを持ち、その代表作である《NO WAR》は、ロシアのウクライナ侵攻やガザ紛争に対する抗議の意を込めた力強い表現です。彼はこの作品を通じて言葉の持つ力を形にし、視覚的に訴えかけています。

また、展覧会ではトークイベントも用意されており、牧師の奥田知志氏や永尾仁氏がゲストとして参加します。開催日は12月14日（日）と1月14日（水）。これらのイベントでは、日常生活において言葉がどのように生きるか、新たな年に向けたメッセージを共に語り合う機会となるでしょう。