現場の書類作成業務を革新する新機能をSynQ Remoteが発表

SynQ Remoteが新機能をリリース

株式会社クアンドが提供する遠隔コミュニケーションツール「SynQ Remote」が、現場での書類作成業務を大幅に効率化する新機能を発表しました。この機能は、現場での会話や写真を自動的に整理し、議事録や報告書を簡単に作成できるものです。特に建設やインフラの業界において、作業が終わった後に数時間もかけて報告書を作成するという負担を軽減するために設計されています。この新機能の導入によって、現場で働く人々が本来の業務に専念できる環境が整うことでしょう。

開発の背景

近年、建設業界では労働力の減少と時間外労働規制の影響で、効率化が急務となっています。現場のやりとりを記録に残す手段として過去にはアナログな方法が主流でしたが、それに伴う負担が大きく、長時間労働や健康問題にも直結してきました。クアンドはこのような現状を改善するため、実際に現場の人々から聞こえてきた「自動で報告書を作成してほしい」という声を基に、新機能を開発しました。

現場からの声

展示会での先行公開後、現場から多くの反響が寄せられました。例えば、滋賀県の建設会社の社長は「客先が来られない現場での報告が大変だが、自動で報告書が作れるのは大きな負担軽減になる」と希望を寄せています。また、大手エネルギー関連企業からも「遠隔でやりとりを行う際、議事録が自動で作成されるのは非常に便利」との声が上がっています。このように、多くの現場から期待されるこの新機能が、業務の効率化につながることは間違いありません。

新機能の概要

新たに追加される「AI議事録・報告書作成機能」は、現場での会話や取得した情報を自動的に整理し、報告書としてまとめるものです。具体的な特徴としては、以下のような機能が挙げられます：
1. 話者分離: 通話参加者の発言を自動的に識別し、整理します。
2. 写真・動画の保存: 現場で撮影した映像が、関連する発言と時系列でリンクされます。
3. キーワード抽出: 重要なキーワードを抽出し、関連シーンにすぐアクセスできます。
4. テーマ別要約: 会話の内容をテーマ毎に整理し、全体を短時間で把握できるようにします。

報告書自体も、録画した内容をもとに自動で生成。各社のフォーマットに応じたカスタマイズも可能です。これにより、報告書の作成にかかる時間が大幅に削減されます。

社会課題への貢献

この新機能は建設業だけでなく、様々な業界にも応用可能です。記録作業の負担を軽減しながら、効率的な業務運営につなげます。また、長時間労働の抑制に寄与することで、労働環境の改善にもつながるでしょう。SynQ Remoteは今後も、現場DXを支える重要なツールとして、働き方改革に貢献していくことが期待されています。

会社の未来

株式会社クアンドは、地域産業のアップデートを目指すスタートアップであり、経済産業省のJ-Startup2023に選定された企業です。今後も人手不足の解決と新しい価値創造に向けた取り組みを続けていきます。また、2024年には新たなM&Aを通じて、さらなる成長を実現する予定です。これからの活動にも注目が集まります。