九鉄工業、旧本社建物を訓練場に提供
JR九州グループの九鉄工業株式会社(本社:北九州市門司区)が、福岡本社移転に伴い解体を予定している旧福岡本社ビルを福岡県警と福岡市消防局に提供した。これにより、2025年11月26日から2026年1月13日の間、両機関による災害救助訓練が行われた。
災害救助訓練の実施内容
谷間や倒壊した建物の内部での訓練は、実際の災害現場の状況を想定したものであり、特殊な装備を使用して行われる。火災活動時にはエンジンカッターを使用したドア破壊訓練が行われ、孤立者の救助を目的とした訓練も実施された。これらの訓練は、消防署員や県警の各部隊がそれぞれの目的に応じて、熱心に取り組んでいる姿が伺えた。
特に、訓練に参加した隊員たちからは、「実際の災害現場は一つとして同じものはない。多様な現場を経験することで、本番に自信を持って活動できる。今回のような訓練の場を提供していただき、非常に感謝している」という声が多く聞かれた。これは、災害対策だけでなく、地域の安全確保に直結する重要な活動であることが実感できる。
社会貢献への取り組み
九鉄工業は、今回の旧本社ビル利用を通じて、今後も地域の安全や安心に寄与するための様々な社会貢献活動に力を入れていく意向を示している。防災意識を高めることは、地域社会全体の利益につながり、一人ひとりの安全を守るためにも必要不可欠だ。
九鉄工業の代表取締役社長、福永嘉之氏は、「当社はいかなる形でも地域社会に貢献できるよう、積極的に活動していく所存です」と語り、さらなる活動に期待を寄せる。
このように、訓練を通じて得られた経験は、実際の災害現場における緊急対応能力を高める一助となる。隊員たちの意欲的な姿勢が、今後の地域の安全を守る力となるだろう。九鉄工業の取り組みは、単なる企業の社会貢献を超え、未来の防災に向けた大きな一歩である。