VOLTMINDとRUTILEA、AI技術で未来を共に築く
2024年、株式会社VOLTMINDと株式会社RUTILEAの間で、AI技術の社会実装を加速するための戦略的業務提携が正式に発表されました。この提携は、AIの急速な進化と普及が求められる今、両社がそれぞれの強みを持ち寄って実現したもので、業界全体に大きな影響を与えることが期待されています。
提携の背景と目的
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進展する中、特に生成AIの導入が企業の成長を左右する重要な要素となっています。VOLTMINDは、「電気が知能を持つ未来」をテーマに、独自開発のAIサーバーや、税務や薬科といった特化型AIの展開を行ってきました。また、生成AIエンジニアの育成にも力を入れ、大規模なコミュニティを構築しています。
対するRUTILEAは、「AIを簡単に」というビジョンのもと、AIクラウド事業やバーティカルAI事業に注力しており、豊富な顧客基盤とともに、日本国内におけるAI導入の障壁を低くしてきました。特に厚いGPUリソースを保有しており、様々な業界でのDX支援を行っています。
この提携は、双方の技術力やノウハウを活用し、より高付加価値なAIソリューションを安定的かつ迅速に提供することを目指しています。
具体的なタイアップとシナジー効果
高性能GPUの利用による新規事業の開発
RUTILEAの強力なGPUリソースを活用し、VOLTMINDは先端的な大規模言語モデル(LLM)を研究開発しています。この新たな取り組みにより、AI市場におけるリーダーシップを取り、新規事業の創出も視野に入れています。
エンジニアコミュニティの育成と拡充
両社の協力により、生成AIエンジニアコミュニティの活性化が図られます。具体的には、RUTILEAが提供するAIサービスを通じた実践的な学習機会の増加が目指されています。
提案力の多様化
双方の知見を融合することで、IT企業や官公署、製造業などの多岐にわたる業種へのAI導入提案が可能になります。幅広い業界へのアプローチも強化されています。
データセンターの構築支援
RUTILEAのAI向けデータセンターの構築においては、VOLTMINDがクラウドネイティブ技術に関する専門知識を提供し、インフラ設計を支えることにより、両社の協力体制が強化されます。
両社の代表者のコメント
RUTILEAの代表取締役社長、矢野貴文氏は、「VOLTMINDとの提携は、弊社のミッションを実現するための重要なステップであり、両社の強みを生かすことで日本のAI市場の発展に貢献したい」と語ります。
一方、VOLTMINDの代表取締役、北森聖士氏は、「RUTILEAとの提携は、我々の目指す未来に向けた大きな一歩です。この関係を通じて、AI技術の進化を加速させていく所存です」とコメントしています。
会社概要
株式会社RUTILEA
- - 所在地:京都府京都市
- - 設立:2018年8月
- - 事業内容:AIクラウド事業、バーティカルAI事業(官公署、製造、金融など)
- - URL: RUTILEA公式サイト
株式会社VOLTMIND
- - 所在地:大阪府大阪市
- - 設立:2024年2月
- - 事業内容:AIシステム開発、AIサーバー、生成AIエンジニアコミュニティ支援
- - URL: VOLTMIND公式サイト
この提携は、日本のAI技術の進展に向けた大きな一歩となります。今後の両社による新しい取り組みにぜひご注目ください。