福岡市に誕生したスタートアップ拠点「CIC Fukuoka」
2025年4月24日、福岡市の中心地である天神に新たなイノベーションセンター「CIC Fukuoka」が開設されました。この施設は、アメリカのボストンを拠点とする「Cambridge Innovation Center(CIC)」の日本における2拠点目であり、アジアでは東京に続く位置づけとなります。
CIC Fukuokaの目的
CIC Fukuokaは、地方都市である福岡から世界に羽ばたくスタートアップを支援することを主な目的としています。ゼネラル・マネージャー清水邦彦氏は、CIC Fukuokaの開設が地方発のイノベーションを促進し、スタートアップの挑戦を加速する重要な一歩であると述べています。また、福岡は海外スタートアップにとっても理想的な拠点であり、今後は国内外の企業や団体との連携を強めていく方針です。
施設の魅力
CIC FukuokaのホームとなるONE FUKUOKA BLDG.の7階には、250社もの企業や団体が入居可能な広大なワークスペースが設けられています。特にスタートアップ企業を中心にしたコミュニティを形成し、ビジネスの成長とグローバルな展開を後押しする多様なサービスが提供されます。入居者は自由なオフィス環境に加え、共用スペースや充実したアメニティを利用できるため、クリエイティブな発想を促進する理想的な空間となっています。
また、福岡ゆかりのアーティストによるアート作品も随所に展示され、視覚的にも刺激を受けることで、日々のイノベーションを助ける環境が整っています。さらに、入居者が無料で利用できる本格的なジムも完備されており、仕事と健康の両立を支援する施策にも力を入れています。
イノベーションコミュニティの形成
CIC Fukuokaでは、スタートアップだけでなく、大企業、投資家、大学、行政など多くの関係者と連携し、イノベーションコミュニティの構築を目指しています。このコミュニティを通じて、事業の成長や新たなビジネスモデルの創出を促進し、福岡からグローバルな舞台に立つ企業を次々と生み出そうとしています。
経済成長とシナジーの期待
福岡県は、国内でも特に高い経済成長率を有している地域であり、この地にCIC Fukuokaが開設されることで、さらなる経済的シナジーの発展が期待されています。地方から世界に羽ばたくスタートアップの生態系が形成され、福岡が新たなイノベーションの中心地となることを目指しています。
CICについて
CICは1999年に設立された、グローバルなイノベーションキャンパスを運営する企業です。アメリカ・マサチューセッツ州のケンブリッジでスタートし、現在では世界各地に展開しています。様々なスタートアップの成長を支援するために、無限の可能性を引き出す環境を提供しています。
CIC Fukuokaは地域のスタートアップシーンに新たな風を吹き込み、全ての企業にとって理想的な成長戦略の拠点となるでしょう。