工場コンシェルジュサービスの開始とその背景
三興バルブホールディングス株式会社(福岡市)は、2026年6月に株式会社協和商会(大分市)と連携して新たなサービス「工場コンシェルジュサービス」の提供を開始します。特に中規模の食品工場をターゲットとし、工場長が設備の状態を判断する際の負担を軽減し、より効率的な管理ができる環境を整備します。
現在、工場設備は「生産設備」と「ユーティリティ設備」の二種類に分けられます。生産設備は見える場所にあるため管理がしやすいですが、ユーティリティ設備は目に見えないため故障するまで状況が把握できないことが多いのが現状です。このような背景から、現場の判断を工場長一人に任せがちになり、そのための情報収集や修理判断が属人化することが問題とされています。
この新サービスは、協和商会の営業チームが現場の課題をヒアリングし、必要な支援を行う過程で生まれました。お客様と同じ目線で課題を発見し、提案を行う中で「単に資材を届けるだけでは解決できない悩みがある」という認識が強まりました。
コンシェルジュサービスの内容
新たに提供される「工場コンシェルジュサービス」では、工場長に向けて以下の5つの主要なサービスを提供することで、工場の設備管理をサポートします。
1.
定期診断とヒアリング
工場内部の配管や設備状態を定期的に確認し、設備の劣化状況や優先順位を整理します。これにより、トラブルを未然に防ぎつつ更新や修理の判断がしやすくなります。
2.
3Dスキャンによる工場内の可視化
特殊なカメラを用いて工場内を撮影し、空間を立体データ化。これにより、配管経路や設備状態を明確にすることで、トラブル発生時の迅速な対応が可能となります。
3.
最適な設備選定の支援
複数のメーカーから仕様を比較検討し、今の使用条件に合った設備を選べるようサポートします。これにより、不必要なコストを削減し、設備の長寿命化を図ります。
4.
一貫した対応(見積もりから施工まで)
工場内で発生するトラブルに対し、見積り提案から施工、アフターサポートまでをワンストップで行うことで、工場側の負担を軽減します。
5.
省エネ具体策の提供
エネルギー使用状況の報告が必要な工場への省エネ対策を提案し、全体的な省エネ改善をサポートします。
導入した企業の声
すでにサービスを導入した企業からは、「現状の設備が過剰スペックであることに気づけた」との声が寄せられています。最新の提案を受けることで、適切な設備へ更新しコストを抑えることができたとのこと。実際に現場の使用状況に基づいたアドバイスがどれほど有効であるかが立証されています。
将来的な展望
永続的な設備管理の改善を目指し、「工場コンシェルジュサービス」は九州を中心にサービスを展開していきます。3年後には売上5億円、5年後には20億円規模の事業成長を目指し、さらに中四国、関西、関東とサービスエリアを広げる計画です。
今後もお客様のニーズに応じた、より良い提案を行いながら、工場運営の安定とコスト削減に寄与していくことを目指します。
会社概要
三興バルブホールディングス株式会社(福岡市博多区石城町12-1)は、1947年に設立。79年の歴史を持ち、配管資材の供給を通じて建設現場を支えてきました。エンジニアリング機能を加え、必要な資材と工事を一貫して提供できる体制を整えています。それに対して、
株式会社協和商会(大分市三川新町2丁目1-60)も1950年創業で、プラント分野に特化した商社として、多数のメーカーと連携し、幅広いサービスを展開しています。