RKBラジオドキュメンタリー『インクと活字と山田さん』の受賞
2026年7月2日、福岡市内で行われた九州・沖縄地区の日本民間放送連盟賞ラジオ教養番組部門で、RKB毎日放送制作のドキュメンタリー番組『インクと活字と山田さん』が見事に1位に選ばれました。この番組は、83歳の山田善之さんが福岡市の印刷所「文林堂」で活版印刷を守り続ける姿を追った作品です。
山田さんの挑戦
『インクと活字と山田さん』は、山田さんが一度は手放した印刷機を全国から集めて再び活版印刷の道を歩むことを決めた物語です。彼はただ印刷を行うだけでなく、手作業の温もりを重視し、地元の人々に愛される印刷所を作り上げました。彼の店舗には常に多くの人が集まっており、その魅力を引き寄せています。
特に印象に残るのは、彼が手掛けた宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』全編の活版書籍化というプロジェクトです。経済的な利益を考えず、ただ「楽しい」と語りながら取り組む姿勢は、リスナーに深い感動を与えました。
番組の評価
民放連盟賞の審査員は、「機械の呼吸音や音の重ね方など、ラジオならではの音声表現と構成のセンスに無駄がなく、強烈な印象を残した」と絶賛。さらに、「主人公の生き様にフォーカスしながら、仕事とは何か、地域に根ざすとは何かを心地よく織り込んでおり、地域ならではの教養として非の打ち所がない作品だ」と高評価を得ました。これにより、山田さんの生き方だけでなく、地域の文化の重要性を再認識させる機会となりました。
再放送のお知らせ
この番組の受賞を記念して、RKBラジオでは2026年8月29日(土)午後2時から再放送が行われます。見逃した方はこの機会にぜひ聴いてみてください。
番組詳細
- - タイトル: RKBラジオドキュメンタリー『インクと活字と山田さん』
- - 放送日時: 2026年5月14日(木) 22:20~22:50
- - 制作:
- ディレクター: 吉賀亜希子
- 編集: 寺岡章人
- ナレーション: 橋本由紀
- プロデューサー: 宮岡朋治
この受賞を通じて、福岡の活版印刷の魅力が広まることを期待しています。山田さんの物語を多くの人に聴いてもらい、地域文化の大切さを再認識してもらえると嬉しいですね。