インド太平洋地域の安全
2025-07-29 11:14:09

インド太平洋地域の安全を守る!JNIとASPIが協力して国の影響力工作に立ち向かう

インド太平洋地域の安全を守るため、JNIとASPIが提携



日本の株式会社Japan Nexus Intelligence(JNI)とオーストラリア戦略政策研究所(ASPI)は、両者の専門知識を活かしながら、インド太平洋地域における影響力工作への対策を強化することを目的とした覚書を締結しました。この提携は、国家が主導する影響力工作に対抗するための新たな試みとして注目されています。

影響力工作の現状


最近では、生成AIを利用した影響力工作手法が急速に進化し、ディープフェイクや偽メディア、ボットを用いたキャンペーンが一般的になりつつあります。これらの手法は、民主主義そのものを脅かし、社会的な分断を引き起こす深刻なリスクを伴います。特に、インド太平洋地域では地政学的競争が激化しており、この問題に対する意識は高まっています。

JNIの役割


JNIは、ここのところ日本におけるオープンソースインテリジェンス(OSINT)分析技術やナラティブ分析、戦略的コミュニケーションにおける専門性を提供します。これにより、両機関の分析能力の向上と知見の共有が期待されています。

ASPIのリーダーシップ


ASPIは、「サイバー・テクノロジー・安全保障プログラム」を通じてこの分野での対策を主導します。このプログラムは、情報操作や外国の影響力工作、サイバー攻撃、さらには重要インフラへの脅威など、オンラインのさまざまな脅威について独立した調査と証拠に基づく分析を行っており、国際的な評価も受けています。

協力体制の構築


JNIとASPIは以下のポイントで協力を進めていきます:
  • - 次世代技術を用いた能力強化とレジリエンスの促進
  • - 生成AIを駆使した影響力工作やオンラインキャンペーンの分析
  • - 影響力工作への規制や対策についての専門知識の共有
  • - 共同イニシアティブおよびアウトリーチを通じた各国の支援

この提携によって、安全で安定したインド太平洋地域の確保に寄与し、日豪の関係を強化すると共に、急速に進化する影響力工作から民主主義を守るための国際的な努力が進展します。

専門家のコメント


当社の代表取締役である髙森雅和は、「オンライン上の悪意ある偽情報や影響力工作は、世界の言論空間と民主主義を脅かしています。このような巧妙化する脅威には、国を越えた連携が必要です。JNIは、創業以来、世界の専門機関と協力し、インド太平洋地域の影響力工作についての検知と分析を強化します」と述べています。

また、ASPIのエグゼクティブディレクター、ジャスティン・バッシー氏も、「国家主導型の情報操作は、国の安全保障に直接的な影響を及ぼす脅威です。JNIとの提携を通じて、最先端のインテリジェンス技術を用い、インド太平洋地域を守るための基盤を築いていきます」と強調しています。

このように、JNIとASPIの提携は、インド太平洋地域における影響力工作とそのリスクに対抗するための重要なステップであると言えるでしょう。両機関の連携によって、健全な社会を護るための新たな道が開かれることが期待されます。


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