福岡証券取引所の新たな資金調達支援
東京を拠点に活動する株式会社FUNDINNOとフィリップ証券株式会社は、福岡証券取引所(以下、福証)のプロ市場「Fukuoka PRO Market」(FPM)において、上場企業や上場を目指す企業への資金調達をサポートするための連携を発表しました。2025年7月に締結されたこの業務連携契約は、企業の成長を助ける重要なステップとして注目されています。
Fukuoka PRO Marketとは?
FPMは、プロの投資家のみが取引できる特殊な金融商品市場です。比較的柔軟な上場基準を設けており、F-Adviserと呼ばれる制度に認定された企業が、上場のためのサポートを行います。この取り組みによって、九州エリア、さらにはアジア全体で活躍する企業へ新たな上場機会が提供され、彼らの潜在的な成長を後押しすることが期待されています。
資金調達の現状とは
上場した企業にとって、成長のための資金調達は非常に重要な課題です。しかし、株式の流動性を確保することや上場後の資金調達の機会が依然として課題となっています。この新たな連携により、FPMが抱えるこれらの問題に対する解決策を模索することが可能になるでしょう。
具体的な取り組み
FUNDINNOは、これまでに1,622名以上の特定投資家から29,113百万円の資金調達を実現してきた実績があります。FPMに上場しているフィリップ証券は、その経験をもとに、上場企業へ適切なサポートを提供します。これにより、スタートアップや成⻑企業が新たな資金源を見つける手助けを行い、持続的な成長を実現します。
企業にとってのメリット
今回の連携により、FPMに上場する企業は資金調達の選択肢を広げることができます。信用力が増すことで、影響力も向上し、さらなる成長の機会を迎えるでしょう。また、企業のライフサイクルに合わせて、より適切なサポートが受けられる体制が整います。この連携は、日本のスタートアップエコシステム全体の発展にも寄与すると考えられています。
今後の展望
FUNDINNOとフィリップ証券は、FPMを単なる信用獲得の場としてだけではなく、「継続的な成長と資金調達の場」として進化させることを目指しています。両社の連携を通じで、スタートアップや成長企業にとって、魅力的な取引所をつくり上げることが期待されています。この連携は、九州経済や日本経済の活性化にもつながるでしょう。
コメント
FUNDINNOの代表取締役である柴原祐喜氏は、「FPMでの新たな挑戦者たちに資金調達の選択肢を増やしていきます。また、フィリップ証券との連携は企業成長のための大きな一歩となるでしょう」と述べています。
一方、フィリップ証券の永堀真社長も「今回のプロジェクト連携を通じて、挑戦する企業の未来を切り開く手助けになると確信しています」と強調しました。市場関係者および成長を目指す企業にとって、非常に大きな意味を持つ取り組みです。
最後に
FUNDINNOとフィリップ証券の連携は、福岡証券取引所での成長戦略と資金調達の新たな章を開くものです。この活動が、成功する企業の未来を支える道となり、日本全体の経済にも寄与することを期待しています。