ファミリーマート、脱炭素社会への大きな一歩を踏み出す

ファミリーマート、環境貢献に新たな一歩を踏み出す

株式会社ファミリーマートは、環境保護に寄与する新しい取り組みとして、プライベートブランド（PB）商品に対する脱炭素効果の可視化を開始しました。この施策は、2023年6月10日から全国のファミリーマート店舗で実施され、顧客に対して商品の環境への配慮について明確に示すことを目的としています。

環境意識の高まりとファミリーマートのコンセプト

近年、環境問題に対する関心が高まる中、企業もその責任を果たす必要性が増しています。ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というスローガンのもと、地域に密着しながらも、環境保護を大切に考えています。この新しい取り組みは、顧客が環境に配慮した選択をしやすくするための一環として位置づけられています。

デカボスコアの導入で見える化

今回採用された「デカボスコア」は、Earth hacks社が開発した環境影響の測定ツールです。これにより、従来商品と比べてどれだけのCO2排出量が削減されたかを、スコア形式で提示します。全国のファミリーマートでの導入は今回が初めてで、この試みは革新的とも言えるでしょう。

特に、第一弾として紹介されたのが「ファミマル新潟県津南の天然水 600ml」です。この商品は、使用済みのペットボトルを100%リサイクルして作られたボトルを使用しており、約30%のCO2削減効果が期待されています。

顧客が選ぶ環境に優しい商品

レジでの液晶画面を通じて表示されるデカボスコアのおかげで、顧客はどの商品の環境貢献度が高いかを把握できるようになります。また、SNSやファミリーマートのウェブサイトでもこの情報が公開され、広く認知されることが期待されます。顧客が環境に配慮した商品を選ぶ手助けをすることで、次第に脱炭素社会の実現へとつながっていくことでしょう。

今後の展開

今後は、中食や衣料品など、ファミリーマートの多様なプライベートブランド商品にもこの取り組みを拡大していく予定です。これにより、環境保護に対する意識がさらに高まることが期待されます。

ファミリーマートのこれらの取り組みに興味を持たれた方は、同社の公式ウェブサイトで詳細情報を確認することができ、その他の環境対策についても触れられています。

ファミリーマートは、地域社会に根差しながらも、次世代のために持続可能な社会を築くために、さまざまな取り組みを続けていくことでしょう。