感謝の気持ちを日本酒で届ける新ギフト「菊美人」登場

心を込めて届ける日本酒ギフト「菊美人」

福岡県みやま市の菊美人酒造株式会社が、創業290年という歴史を持つ酒蔵から新たな日本酒ギフトのラインナップ「菊美人大吟醸移ひ菊」を2025年5月に発表します。この新商品は「花を贈るように」という特別なコンセプトのもと、贈り物を通じて感謝や祝福の気持ちを届けることを目的としています。

エモ消費の時代

近年、消費者の間で「エモ消費」と呼ばれる概念が広まっています。物理的な機能や価格に重きを置くのではなく、購入することで得られる感情や体験を大切にする風潮が強まり、特にZ世代を中心に心を伝えるギフトが求められるようになっています。このような背景により、伝統的な贈答文化が薄れていく中で、日本酒も新たな位置づけを模索しています。

日本酒はこれまでお中元やお歳暮など、形式的な贈答品として使用されてきました。しかし、最近の価値観の変化により、贈る機会が減少し、新たなギフトとしての可能性を問われています。この状況に対し、菊美人酒造は「心をこめた贈り物」としての日本酒を提案しています。

コンセプトと商品の特徴

「花を贈るように」というコンセプトは、誕生日や結婚祝い、日ごろの感謝など、多様なシチュエーションで使える日本酒を提案します。これにより、渡す側の気持ちを自然に表現できるように設計されています。

たとえば、「芽吹」という商品名は、快気祝いや新生活の際に、良い日々を願う想いを込めて贈ることが可能です。その名が呼び起こす希望のイメージや、伸びやかな葉のデザイン、香りと味もが兼ね備えた一品は、感謝の気持ちを込めるにぴったりです。

日本酒の選び方は直感的で、高揚感を生むデザインとストーリーも魅力的。贈る相手に応じた多様な選択肢が用意されており、相手との関係性を考慮しながら最適な一杯を選ぶことができます。

先行販売の成功と今後

このワインギフトシリーズは、Nクラウドファンディングを通じて先行販売が行われ、初日で目標金額の260%に当たる259万5000円に達するなど、非常に高い支持を得ました。これにより、ブランドのリブランディングに対する期待が高まっています。

菊美人酒造は1735年の創業以来、伝統的な酒作りを守り続け、国際的なコンペティションでも受賞歴があります。新たな試みによって、より多くの人にその魅力を伝え、日本酒文化の振興にも寄与していくことでしょう。

福岡県みやま市から、心をこめた日本酒ギフト「菊美人」をぜひお試しください。