シェアサイクル『チャリチャリ』が安全利用を呼びかけ
福岡のシェアサイクルサービス『チャリチャリ』は、5月の「自転車月間」に多彩な活動を展開し、自転車の安全利用を地域に向けて呼びかけました。自転車月間は、自転車の利便性を訴えると同時に、安全運転の重要性を再認識する機会として位置付けられています。特に、来るべき2024年の道路交通法改正に備えて、特に安全認識が求められる中で行われました。
大規模な啓発活動
チャリチャリ株式会社(代表取締役:家本賢太郎)は、5月28日(水)に「安全啓発&ポートと車体のクリンネス大作戦」を実施。福岡市内のポートで、社員33名が集まり、利用者に向けて安全利用の重要性を訴えました。ポート周辺の清掃活動や自転車のメンテナンスを行いながら、訪れたユーザーに直接声をかけ、安全運転のポイントを伝えました。この取り組みにより、地域とのつながりを深めながら、安全な自転車利用の促進を図っています。
交警とのキャンペーン連携
5月20日には、福岡県警察主催の「自転車の安全利用促進キャンペーン」にも参加。JR博多駅前で行われたこのイベントには警察や自転車系インフルエンサー、学生など多数が集まりました。ここでは、自転車の交通ルールやヘルメット着用を呼びかけ、参加者はチャリチャリの試乗を通じて実際の利用体験を重ね、安全への意識を高める良い機会となりました。
自転車利用を取り巻く環境の変化
近年、自転車による事故の増加が問題視され、自転車利用に関する法律が整備されてきました。特に2024年からは青切符の適用、ながらスマホや酒気帯び運転に対する厳罰化が計画されています。これにより、利用者全員が適切な交通ルールを理解し、遵守する意識が一層求められます。
チャリチャリの成長と地域への貢献
初めて福岡でサービスを開始したのは2018年のこと。それ以降、現在では全国9都市で展開され、約7,900台の自転車を取り扱っており、利用者数も3,300万を超えています。チャリチャリは、ただの移動手段ではなく、地域の公共交通を補完する重要な役割を担っています。
また、チャリチャリでは、自転車利用をもっと安全で快適にするために、ハード面だけでなく、ソフト面でも地域に寄り添った取組に注力しています。例えば、自転車利用の啓発を行うために、アプリ内でも安全利用のガイドラインを設け、全国のユーザーに交通ルールを周知する活動を実施しています。
まとめ
今後もチャリチャリは、地域と連携しながら、自転車利用の安全啓発活動を続けていく方針です。社会全体で安全な自転車環境を整えることは、利用者の安心につながり、さらには持続可能な社会づくりにも寄与することとなります。福岡の地域活性化とともに、自転車利用の振興を図り、より多くの人々に安全で快適な自転車ライフを提供することが今後の目標です。