地方建設業の未来
2026-06-02 16:21:23

南都技研とクアンド、地方建設業の生産性向上を追求し賃上げに成功

生産性向上で賃上げを達成!



宮崎県に本社を置く株式会社南都技研が、福岡県北九州市に本社を構える株式会社クアンドとの協業を通じて、生産性向上に成功しました。この結果、南都技研では営業利益が3倍に増加し、全社員が対象の昇給を実施する運びとなりました。

生成AIと業務デジタル化による効率化


南都技研は、公的事業を支える補償コンサルタント業務や測量業務を長年手がけており、その中で生産性向上の必要性が高まっていました。そこで、南都技研は2025年4月から生成AIの導入を始め、業務フローの見直しや管理業務のデジタル化を進めています。AIを利用することで、書類作成の負担を大幅に軽減し、業務にかかる工数を約50%削減することが可能になりました。また、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入することにより、定型的な入札案件の確認も約90%の時間削減を実現しています。

これらの改革により、技術者たちは本来の専門業務により多くの時間を充てることができるようになりました。その成果は業務の効率化だけではなく、社員の待遇改善、さらには採用にもつながっています。

宮崎県の地域貢献と次世代へ承継


南都技研は、地方の建設業界が抱える担い手不足という課題に対しても真剣に取り組んでいます。業業務を見直し、働きやすい職場環境を整えつつ、地域に必要な技術を次の世代に引き継ぐ努力をしています。特に、現場での知識と技術を若手社員へ伝承し、新しい環境での挑戦を促すことが今後の核心的なテーマです。また、補償コンサルタント業務は公共事業の基盤を支える重要な仕事であり、地域の生活にも大きく関わっています。南都技研はこの仕事の社会的な意義を広め、新たな担い手を確保することにも注力しています。

PMC(共創型経営創造)の実現


クアンドと南都技研は、単なるM&A後の統合にとどまらず、共創型経営という新たな枠組みを打ち立てています。この「PMC」モデルでは、両社の強みを生かして新たな価値を生み出し、社員への待遇に還元する循環を築いています。南都技研が地域インフラを支える際の専門技術を将来にわたって維持するためには、このような経営手法が不可欠です。

2026年度に向けて、新たな事業領域での挑戦も予定されています。具体的には、住宅の性能評価検査業務を受託することで、事業の幅を広げていく考えです。これにより、さらなる採用活動を進め、地域での雇用の創出を目指します。

おわりに


南都技研とクアンドの挑戦は、地域の建設業界に新たな期待をもたらしています。生産性向上の成果を賃上げや採用に還元し、持続可能な経営を実現する姿勢が注目されます。これからも地域に根ざした企業として、業務の改革と技術の伝承に努め、次世代の担い手が安心して働ける環境を整えていくことを期待したいです。


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