業務効率向上の事例
2025-04-30 10:30:12

NECフィールディング、Backlog導入で業務効率が大幅に向上した事例

NECフィールディングが変革を遂げる



NECフィールディング株式会社は、全国に5,000人以上のエンジニアを擁し、ICT機器の保守や運用支援を行う専門会社です。その社内プロジェクトで発生していた「情報の分断」や「属人化」、さらには「連携の難しさ」といった問題の解決を目指して、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を導入しました。この選択により、業務効率が大幅に改善され、プロジェクト管理のスタイルも一新されました。

導入の背景


NECフィールディングは、長年運用してきた保守作業支援システムを刷新するため、「CS-Force」という大規模な開発プロジェクトをスタートしました。しかし、プロジェクトの初期段階に新型コロナウイルスの影響でリモートワークが推奨され、対面での調整が難しくなる中で、従来の管理手法ではプロジェクトを円滑に運営することが困難になりました。その結果、ITに不慣れな業務部門の担当者が多く、情報の分断が発生し、プロジェクトメンバー間の足並みを揃えるための連携が難航していたのです。

そこで、NECフィールディングは、「チームワークマネジメント」を支える「Backlog」の導入を決定しました。このツールは、情報の一元化やリアルタイムでの共有を可能にし、チーム全員が同じ情報をもとに進行する環境を整えます。

Backlog導入による効果


「CS-Force」プロジェクトの実施にあたり、ユーザーストーリー(機能要望や改善提案)をBacklogに登録することで、機能の背景や効果、優先度といった情報を明確化しました。月に2回のリリースに向けて、優先度判定会を行い、開発を段階的に進める仕組みを取り入れました。この取り組みにより、プロジェクトの進行状況が一目で把握でき、チーム全体が混乱することなく業務を遂行できるようになりました。

また、Backlogのシンプルな階層構造によって、プロジェクト全体を視覚的に把握しやすくなり、さまざまな関係者とのスムーズな連携が実現しました。

直感的なUIで全社に浸透


Backlogのユーザーインターフェースは非常に直感的で、ITに不慣れな業務部門のスタッフでも課題の登録や更新が容易に行えるのが特長です。プロジェクトが進行する中で、『誰が最初に課題を登録するか』といった競争が生まれるなど、活発な利用の文化が根付いていきました。会議中に話し合った事項も、その場で即座に課題として登録されるため、自発的な活用が促進されました。

障害管理への活用


「CS-Force」プロジェクトにとどまらず、Backlogは障害管理ツールとしての役割も果たしています。以前はExcelで管理していた障害リストをBacklogに移行し、検出工程や影響範囲、対応履歴を一元的に管理することで、関係者全員で状況を共有できるようになりました。

経営陣の評価


NECフィールディングの経営システム統括部では、Backlogを用いたプロジェクト管理が『変化をもたらした』と評価しています。プロジェクト内での利用が広まり、他部署からの使い方に関する問い合わせも増加しています。現在では、10件以上のプロジェクトがBacklogを基盤として稼働しており、業務改善が進むとともに、効率が劇的に向上しています。

また、BCP(事業継続計画)としてBacklogをバックアップツールとして活用する検討も進行中で、今後は社外関係者を招待することも視野に入れ、セキュリティやガバナンスも考慮しながら機能を拡張していく予定です。

今後の活用



日本社会において労働人口の減少が進む中、働く『チーム』のメンバー構成や雇用形態も多様化しています。ヌーラボは、異なる立場にあるメンバーが共通の目標に向かって効率的に協働するためには、チームワークマネジメントがさらに重要だと考えています。今後もBacklogをはじめとしたヌーラボのサービスを通じて、多様なニーズに応える取り組みを進めていく方針です。

Backlogについて
Backlogは、豊富な機能を搭載したプロジェクト・タスク管理ツールであり、業界を問わず多くのチームに支持されています。直感的な操作性とデザインで、ユーザーは安心して利用することができます。2005年のリリース以来、多くのユーザーに支えられており、現在ではクラウド版とオンプレミス版が提供されています。特に、人数無制限でチームメンバーを招待できる点は魅力的です。詳細は公式サイトを訪れてみてください。

ヌーラボについて
ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」やビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」をはじめとする様々なサービスを提供しています。これらのツールを活用することで、作業の効率化や情報共有の促進を図っており、今後もさらなるサービス向上に努めていきます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: Backlog ヌーラボ NECフィールディング

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。