障がい児家庭を支える新たなSNS「アスリープラス」
2025年5月22日、福岡県の合同会社がじゅまるの木が提供開始する「アスリープラス」は、障がいを持つ子どもを育てる家庭と支援施設をつなぐ共感型SNSです。このプラットフォームは、親たちが直面する「孤立感」を解消するために開発されました。
つながりの重要性
日本では障がい児を育てる家庭の約半数が孤立感を抱えているとされています。親だけでなく、支援者も届けたい思いが伝わらず、情報が埋もれてしまう現状があります。「アスリープラス」は、こうした状況を打破することを目的にしています。具体的には、情報にアクセスしやすくすることで、親が直面する不安や悩みを軽減することを目指しています。
アスリープラスの機能
このSNSプラットフォームの特徴は、以下の機能です:
1.
支援施設の投稿タイムライン
支援施設からの日々の活動や雰囲気を伝える投稿がリアルタイムで更新され、親たちは施設の情報を簡単に得ることができます。
2.
支援さがしチャット
10の質問に答えるだけで、自分の子どもに合った施設が見つかるチャット機能。親の悩みに寄り添ったサービスを提供します。
3.
オンライン相談・見学予約
アプリ内で検索から申し込みまで行えるため、煩雑な手続きが不要です。
4.
共感の親コミュニティ
同じ境遇の親たちが体験を共有し、互いに励まし合うことで、つながりを持つことができます。
親が抱える「この地域で医療的ケアの必要な子に合う施設はどこだろう」といった悩みを解消するため、アスリープラスはその”最短距離”を提供します。使用者たちは、「うちだけじゃなかった」と実感し、心が軽くなる瞬間を体験しているとの声も届いています。
リリースに向けた記事公開
リニューアルに合わせて、アスリープラスではリアルな育児体験を取材した内容を元に記事を公開する予定です。第1弾として、「私の育児のStory」と「発達や育児のヒント」が同日に配信されます。これにより、具体的な当事者や支援者の声に触れ、「ひとりじゃない」と感じられるきっかけを提供していきます。
社会課題に取り組むアスリープラス
障がい児の家庭はもちろん、支援者も孤立を感じる現状に問題提起し、アスリープラスはSNSの力を用いてこれを解決することを目指しています。テクノロジーによる情報提供はもちろん、人と人との関係を重視した支援のインフラを構築します。出発点は福岡ですが、今後は全国展開を図っていく予定です。
アプリのダウンロードと参加方法
- - 保護者の方: iOSおよびAndroidに対応しており、ニックネームと都道府県を選択することでコミュニティに参加できます。投稿や検索、チャット、相談予約などが可能になります。
- - 支援施設の方: 公式サイトから利用申し込みができるほか、30日間の無料トライアルも提供されます。施設ページの開設や投稿、予約受付も行えます。
最後に
「障がいの有無に関係なく、共に育ち、遊ぶ」が企業の信念です。障がい児を持つ家族が安心して頼れる存在となるよう、地域と共に支えていく“インクルーシブな社会”の実現を目指しています。「アスリープラス」は、親と支援者が互いに支え合う新しい形のコミュニティを築くことに貢献していくことをお約束します。