Kaggle金メダル
2025-09-04 13:21:40

Kaggle Grandmaster 石圭一郎がセンサーデータコンペで金メダル獲得!

Kaggle Grandmaster 石圭一郎が金メダルを獲得



京都を拠点にする株式会社Rist所属のKaggle Grandmaster、石 圭一郎さんが、世界的なデータ分析プラットフォームKaggleで開催されたコンペティション「CMI - Detect Behavior with Sensor Data」において、個人で金メダルを獲得しました。この結果は、Kaggleコミュニティ内外で大変注目されています。

コンペティションの概要



本コンペティションは、Child Mind Instituteが主催し、2025年5月29日から2025年9月2日にかけて行われました。目的は、手首装着型のデバイスから得られるセンサーデータを利用して、身体集中反復行動(BFRB)と、日常的な仕草を区別する予測モデルの開発です。特に、IMUセンサーのデータだけでなく、熱や近接センサーを用いることで、モデルの精度がどう変化するのかを検証することが重要な課題とされました。この成果は、BFRBの治療を支えるウェアラブルデバイスの設計に寄与することが期待されています。

■ 石さんの成果とコメント
石さんは、参加者3,178人の中から2,657チームで7位に入賞し、金メダルという素晴らしい結果を収めました。彼は「多様なセンサーデータを扱う非常に興味深いコンペでした。2D-CNNモデルを使って、時系列データを画像データとして解析し、マルチタスク学習を取り入れることで、効果的なモデルを構築しました」とコメントしています。

技術的アプローチと成果の背景



このコンペでの成果は、時系列データを用いた新たなアプローチが生んだもので、石さんは特に体の向きや行動の段階など、複数のタスクを同時に学習させることで、モデルの性能を最大限に引き出しました。レギュレーションに従い、IMUデータと全センサーによるデータの両方で、最適なパフォーマンスを達成する必要があり、これには多くの工夫が求められました。

自社業務への活かし方



石さんは「このコンペで扱ったデータは人体の動きに関連していますが、これを製造業の予知保全や異常検知といった分野に応用できる」と感じ、その知見を今後の業務に役立てたいと考えています。たとえば、工場の機器に取り付けたセンサーから得られるデータを用いて、故障の予兆を捉えることができるケースが考えられます。彼は、得られた知識を活用し、顧客の現場での課題解決に貢献したいと語っています。

Kaggleとは?



Kaggleは、世界中で数千万のユーザーが参加する、データ分析のためのプラットフォームとして、高い評価を得ています。企業や団体から出題される課題に対して、Kaggleの利用者たちが分析モデルを競い合うことで、成績に応じてランク付けされます。最上位のKaggle Grandmasterは、制限された人数の中で特に優れたAIエンジニア・データサイエンティストに与えられる称号です。

RistのKaggle Team



株式会社Ristでは、優秀な成績を持つKagglerを積極的に採用し、「Rist Kaggle Team」を設立しました。現在、このチームはKaggle Grandmasterが10名、Kaggle Masterが3名在籍し、高度なデータ分析とAI技術を駆使して、さまざまなソリューションを提供しています。

Ristは、今後もこのような優秀な人材を集結させ、データ分析の分野でさらなる成果を追求していきます。


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