HainuTechホールディングスの誕生
2026年4月1日、福岡県筑後市にある株式会社ROCKY-ICHIMARUは、新しい持株会社「HainuTechホールディングス株式会社」の設立を発表しました。この新たなグループでは、ROCKY-ICHIMARUを中心に、異なる製造分野の技術を持つ5社が集まり、技術承継と共創を重視した新しい価値の創出を目指します。
背景と設立の目的
日本の製造業は後継者不足という重大な課題に直面しています。中小企業の約3分の1にあたる127万社で後継者が未定とされており、これにより650万人の雇用が失われる危機が指摘されています。この状況は特に製造業に深刻で、日本の高度な技術が失われることが懸念されています。
HainuTechホールディングスは、こうした厳しい状況を打破するために設立されました。技術の承継と進化を実現する共創基盤を築き、グループ内の5社が持つ多様な技術を結び付け、技術の可能性を広げていきます。これにより新たな価値を創出し、持続可能な競争力を確保することを目指しています。
市丸社長の強い想い
代表取締役社長の市丸寛展氏は、「技術は常に目に見えない場所で支え合っているが、今、多くの企業が次世代への道を見失っている」と述べています。HainuTechホールディングスは、過去の技術を承継しつつ、次の時代に必要な形へと発展させるために、その使命を担うべく設立されました。
社名に込められた「羽犬」は、福岡県の伝説に由来し、隠れた力と新たな可能性への飛躍を象徴しています。この精神を基に、ROCKY-ICHIMARUが挑戦し続けてきた歴史と共に、グループ内の技術を融和させ、新たな価値の創出を実現する所存です。
グループ構成の紹介
HainuTechホールディングスは、以下の5つの企業から構成されています:
1.
株式会社ROCKY-ICHIMARU(福岡県筑後市)
- 加硫機用バルブの業界トップシェアを誇り、高圧油圧機器など予想を超えるユニークな製品を提供しています。
2.
株式会社新栄精工(福岡県筑紫野市)
- NC旋盤や複合旋盤を用いた多岐の部品加工を行い、流体制御機器など多様な分野に対応しています。
3.
株式会社ウインテック(長野県茅野市)
- 切削加工から研削加工までの一貫生産体制を持ち、特にF1エンジン部品などの高技術を提供しています。
4.
株式会社KONNOPRO(千葉県八千代市)
- 半導体製造装置に使われる高真空部品や独自の治工具設計で競争力のあるコストを実現しています。
5.
株式会社オオヤマフーズマシナリー(神奈川県横浜市)
- 創業100年以上の食品機械メーカーで、プラント設計からコンサルティングまで多様なサービスを提供しています。
今後の展望
HainuTechホールディングスは、これからも国内外での技術継承と新しい挑戦を続け、グローバル市場での競争力を確保するために全力を尽くします。新たな価値創造の波が、日本の製造業を変革し、未来を切り開くことに期待が寄せられています。これからの展開に目が離せません。