武庫川女子大学との産学連携プロジェクトで生まれた新しいほっかほっか亭の魅力とは

近年、持ち帰り弁当業界のパイオニアとして知られる「株式会社ほっかほっか亭総本部」は、Z世代と連携した新たなプロジェクトを展開しています。2024年11月から2025年2月の期間中、武庫川女子大学経営学部の学生たちと共同で、「ほっかほっか亭NEO！Z世代のZ世代によるZ世代のためのほっかほっか亭」と題する産学連携プロジェクトを実施。このプロジェクトは、Z世代をターゲットとしたマーケティング施策の新しい形を探る機会となりました。

プロジェクトの目的

本プロジェクトでは、Z世代の学生たちが自身の視点を生かして、生活者マーケティングの手法を通じて新たな施策を考案しました。2つのチームに分かれ、アンケート調査やグループディスカッションを行い、実際のプレゼンテーションを通じて企画案を形にしました。

売れ筋を見極める「学内販売企画」

一つのチームは、大学内で商品の販売を行う「学内販売企画」に取り組みました。このチームは、ターゲットとなるZ世代の嗜好に合わせたメニュー選定や、その告知を行うSNSコンテンツ、ポスター制作に力を入れました。2025年4月には、実際に武庫川女子大学のキャンパスで販売を行い、学生自らがマーケティング施策を実践しました。

プレゼンテーションの様子

カスタマイズ可能なお弁当メニュー提案

もうひとつのチームは、Z世代の流行を分析し、カスタマイズできるお弁当メニューの提案に焦点を当てました。これにより、一人ひとりのニーズに応じた食体験を提供することを目指しました。現在、近畿エリアの一部店舗で試験的に販売が行われており、学生たちの提案が実際のビジネスに結びつく過程を踏んでいます。

今後の展望

ほっかほっか亭総本部は、今後もお店で手づくりのこだわりを持ちながら、消費者が楽しめる様々な企画を展開していく予定です。今回のプロジェクトを通じて、より一層Z世代のニーズに応える商品開発が期待されます。地域に根ざした「街の台所」として、これからも「炊きたて、できたて」を提供し続ける姿勢を貫いていくことでしょう。